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フィアット パンダⅢ(319) 1.3マルチジェット。エンジンをかけると、グローランプが点滅する。またオドメータも点滅している、との事での入庫。

 

テスタで診断してみると、エンジン系では P0672-13 2番シリンダのグロープラグ断線 のフォルトが入っていた。

 

それぞれのグロープラグの抵抗値をサーキットテスタで測定してみると、2番シリンダのものがオープンとなっていた。

 

2番シリンダのグロープラグを外して点検すると内部で断線していたため、交換。

 

グローランプ点滅はこれで解決。次はオドメータの点滅。フィアット系の車両はCAN ネットワークに障害がある時に、オドメータが点滅する。テスタで確認すると、Blue&Me 用のコンバージェンスユニット(CTM)と通信ができていない。

この車の診断ラインは、K ラインではなくCAN ラインを使用しているので、コンバージェンスユニットと通信できないのは ECU が動いていないか、CAN ラインに問題がある時だ。ECU の+30と+15の電源、アースを点検するが問題なし。CAN 信号をECUのコネクタ部でオシロスコープを使って点検すると、Hi 、Lo ともに波形がきていた。

 

CAN ラインも正常で、ECU 不良と判断してECU を交換。

 

このECU は品番が変わり、パンダ以外の車にも共通で使用されるようになり、形状が変更されている。新しい品番のものは突起部が邪魔で取り付けができなかったので、突起部を切除。

 

プロクシアライメントを実施。不具合が全て解消された事を確認して、修理完了です。

 

 

マセラティ クーペ。別の用事で来社されていたお客様で、帰るさいにエンジンをかけたら、けたたましい音と共にエンジンルームより白煙がでてきた。

 

すぐにエンジンをきり、フロントフードを開けてみると、エアコンコンプレッサのプーリより煙が出ている。コンプレッサがロックしたようだ。そのまま入庫となりコンプレッサを交換する。

 

コンプレッサをばらす。クラッチは完全に焼けている。

 

このコンプレッサは、Diavia Delphi 製で可変容量型のレシプロ式。いくつかのピストンに細かなキズがついていた。

 

 

さらにばらしていくと、ピストンとスワッシュディスクを連結する半球状のピボットが、ピストンよりはずれて、噛みこんでいた。ロックしていたピストン。

 

ピボットと、それがはまり込むピストン部。どちらもキズだらけ。

 

 

エンジンがかかっていたのは短時間だったが、エアコン配管を念入りにエアブロー後、念のためレシーバドライヤ、エキスパンションバルブ、ドライブベルトも交換。エアコンガスを充填して、修理完了です。

 

 

 

アルファロメオ ブレラ 2.2 JTS。赤信号で停止するとエンジンが止まり、そのまま再始動できなくなった、との事でレッカー搬送により入庫。

 

テスタで診断してみると、P0139 キャタ後バンク1ラムダセンサ信号、P0159,P0156 キャタ後バンク2ラムダセンサ信号、P1141 キャタ後バンク1ラムダセンサヒータ、P1161 キャタ後バンク2ラムダセンサヒータ、P0560,P1560 バッテリボルテージ、P1324 ノックメジャーリングサーキット、P0190 高圧フューエルポンププレッシャセンサ のフォルトが入っていた。このうち、P0560,P1560 バッテリボルテージが現在故障。

 

フリーズフレームを点検すると、エンジン回転 0rpm の時に、バッテリ電圧が 13.9V となっていた。一度フォルトを消去したが、やはりP0560、P1560は消去できない。

 

テスタで今現在のパラメータを点検すると、やはりエンジンがかかっていないのにバッテリ電圧は 13.9V を表示していた。

 

エンジンECU のコネクタ部でいくつかある+15、+30 端子を点検してみるが、すべて12V (バッテリ電圧)であった。

 

エンジンECU 内の、バッテリ電圧を判定している回路が壊れているようである。また、ECU 近辺から電子部品が焼けた臭いがする。お客様に、エンジンECU の可能性が高いことを伝え、ECU の裏ブタのシールを切りながらあけてみると、基盤が焦げているところがあった。

 

エンジンECU を交換。症状がなくなった事を確認して、修理完了です。

 

交換したECU。さらにシールを切りながら、基盤をケースから取外してみる。電解コンデンサの辺りが激しく焼損していた。