アルファロメオ ブレラ エンスト後、エンジンかからない、修理 | イーグルオートのブログ

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アルファロメオ ブレラ 2.2 JTS。赤信号で停止するとエンジンが止まり、そのまま再始動できなくなった、との事でレッカー搬送により入庫。

 

テスタで診断してみると、P0139 キャタ後バンク1ラムダセンサ信号、P0159,P0156 キャタ後バンク2ラムダセンサ信号、P1141 キャタ後バンク1ラムダセンサヒータ、P1161 キャタ後バンク2ラムダセンサヒータ、P0560,P1560 バッテリボルテージ、P1324 ノックメジャーリングサーキット、P0190 高圧フューエルポンププレッシャセンサ のフォルトが入っていた。このうち、P0560,P1560 バッテリボルテージが現在故障。

 

フリーズフレームを点検すると、エンジン回転 0rpm の時に、バッテリ電圧が 13.9V となっていた。一度フォルトを消去したが、やはりP0560、P1560は消去できない。

 

テスタで今現在のパラメータを点検すると、やはりエンジンがかかっていないのにバッテリ電圧は 13.9V を表示していた。

 

エンジンECU のコネクタ部でいくつかある+15、+30 端子を点検してみるが、すべて12V (バッテリ電圧)であった。

 

エンジンECU 内の、バッテリ電圧を判定している回路が壊れているようである。また、ECU 近辺から電子部品が焼けた臭いがする。お客様に、エンジンECU の可能性が高いことを伝え、ECU の裏ブタのシールを切りながらあけてみると、基盤が焦げているところがあった。

 

エンジンECU を交換。症状がなくなった事を確認して、修理完了です。

 

交換したECU。さらにシールを切りながら、基盤をケースから取外してみる。電解コンデンサの辺りが激しく焼損していた。