読書備忘録 -5ページ目

一流になる力(小宮一慶)

30代半ばまでに身につけておくべき能力

1、自分の仕事に関係すること
2、会計や会社法など、会社に関係すること。
3、マクロ経済など、世の中に関係すること。

実務中心の若い時代には、1をしっかりすることが肝要。いかに100%の力を発揮して、自分の仕事に妥協なく取り組めるか、その少しずつの取り組み方が、同世代との差をつけます。

それが、10年、20年となると、大きな差がでるのはいうまでもありません。何事も目標を持つように、散歩をして富士山に登る人はいません。

数学力の教科書(久保木希也)

文系ビジネスマンでもわかるのがポイント。

感覚ではなく、数字を使い客観的に説明する重要性を説く。

・メラビアンの法則…有名な法則、言語情報に加えて、聴覚、視覚情報が話の受け止め方に大きく影響している。

・ランチェスターの法則…市場シェアを少なくとも、26.1%とらなければならない。GEの戦略が代表的。

・ハインリッヒの法則…事故でよく出される話。1の大事故に29の中分子が存在し、300の小分子が存在する考えた方。ここでは、1のクレームに対して、300の潜在的なクレームが存在していることはなるほどと思った。

セールスでも、主観的に話をしてしまうケースもあり、数字を使うことを意識して、取り組んでいきたい。

ルネッサンス-再生への挑戦-(カルロス・ゴーン)

カルロス・ゴーンの研究 第2弾。

前回の本で、だいだいの内容を把握していたので、目新しい部分はあまりなかったが、ブラジル生まれのレバノン人であり、これだけ各国を移り渡って仕事をしてきたバイタリティの凄さに感心する。

ゴーンさんは、フランスのパスポートを持っているが、自分自身で特定の国を意識したことはないとのこと。こういう人には、グローバリズムはごく自然なものであるんだろうな。

7つの習慣(スティーブン・R・コービー)

会社の講習で「WIN-WIN」の営業手法を学んだ際に紹介された一冊。

具体的に7つの習慣とは

・主体性を発揮する。
・目的を持って始める。
・重要事項を優先する。
・Win-Winを考える。
・理解してから理解される。
・相乗効果を発揮する。
・刃を研ぐ。

なにより印象的だったのが、INSIDE-OUT。人に影響をあたるのは、自分の内側から変える必要がある。よく、あの人は○○だからな~ということを良く聞くが、それは言い訳であって、自分を変えることにより、人を変えることはできる。

また、講習の際にあったが、交渉事は、勝ち負けが必ず存在していると思われるが、それではWin-Winにはなりえない。 

価値交換的な交渉事、相手に与えられる価値、相手から提供してもらえる価値の創造、することにより、お互いにとって満足できる交渉事にする、営業をしていくうえで、Win-Winという考え方は、ためになります。


カルロス・ゴーン経営を語る(カルロス・ゴーン)

マレーシアにいるころ、カルロス・ゴーンの漫画を読んだのがきっかけで、カルロス・ゴーンを研究してみようと思った。

日経の私の履歴書に色々なエピソードを追加してできた一冊。レバノン生まれの著者、ブラジル、パリ、アメリカ、日本と各国で仕事をし、フランス語、ポルトガル語、英語を操る。

入社2年目で、工場長になり、30歳でブラジルのCOOになり、その後、北米ミシュランの最高責任者となり、ルノーへ転職。

ゴーンさんの経営といえばクロスファンクショナル。1つの部門ではなく、部門を跨った方針を大事にし、なによりも人、現場を大切にしている。

こんな人が経営者になったらおもしろいと思う。


若者のための仕事論(丹羽 宇一郎)

現中国の特命任命大使であり、元伊藤忠会長。

サブタイトルに「負けてたまるか」とある通り、底力は、時間X労働で磨かれる。商社マンですね。

印象的なのは、読書の大切さを説いているところ。

このブログをはじめるひとつのきっかけ。読んだ本はノートに纏めている著者に習い、このブログを始めることにした。

脳と気持ちの整理術(築山 節)

復習はその日にする、キーワード化する。

ざっくり分かるファイナンス(石野 雄一)

タイトルの通り、ざっくり分かるというか、難しい本です。

投資判断基準に、WACC、IRR法を説明したもの。あまり理解できなかったので、また時間のある時に読みなおしが必要。

経営の大局をつかむ会計(山根 節)

タイトルの通り、会計を鳥瞰的にとらえる本。武富士、トヨタ自動車を例に、BS、PLを分析しています。どの経営の本でもそうですが、バランスシート、損益計算書を組み合わせて理解、BSは写真のように、その時の経営状況を反映したもの、PLは、ビデオのように流れをうつしたものです。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?(山田 真哉)

たぶんベストセラーだった本。

さおだや屋をはじめ、他の例もいれて、非常に読みやすい本。さおだけ屋は、実はさおだや屋ではないんですね。