(2023年11月5日放送分)
結果
ログ
白13→赤8→青×→赤18→白3→
緑12→赤11→青14→赤15→青17→
青7→白23→白21→青22→白1→
赤2→白16→白6→白9→赤4→
緑20→
アタックチャンス
赤25AC11
アタックチャンス後
赤11→赤24→白5→白19(WininngCall)→赤10
アタックチャンス後
赤11→赤24→白5→白19(WininngCall)→赤10
赤: 10枚 ○ 10 × 0
緑: 0枚 ○ 2 × 0
白: 14枚 ○ 10 × 0
青: 1枚 ○ 4 × 1
緑: 0枚 ○ 2 × 0
白: 14枚 ○ 10 × 0
青: 1枚 ○ 4 × 1
問題数: 27 スルー: 0
本日の一手
番組開始早々解答者の紹介があるのですが、中でも注目していたのが赤の席の方です。
実はこの方、児玉清氏が鬼籍に入った2011年のレギュラー放送で23枚という大量得点を取って見事優勝(旅行は調布市を境港市と答えてしまい失敗)し、年間チャンピオン大会のファイナリストとなった高校の先生で、12年ぶりの出場となりました。どこまでパネルの枚数を増やしてくるのか注目した中で、本日の一手です。
今回はアタックチャンスをモノにした赤の手です。
赤25は挟めるところは挟むというルールなので間違えようがありませんが、問題はアタックチャンスの狙い目です。
ここで大事なのは、
「目下の敵が白だったのですから、白にとってどこを抜かれると嫌か?」
ということです。
今回11を抜いたのですが、これだとアタックチャンスの狙い目に入ったとして、白を赤に自力で変えれるパネルは7・12・13・18と、アタックチャンスの狙い目含めて5枚です。ちょっと物足りないかなという印象を与えます。
赤2~4のラインは何とか生かしたいはずなので、一発でアタックチャンスをモノにするという意思を持って取らないと白5で全部消されることになりますから、そうなると赤の逆転勝利への計画がパァになってしまいます。
だからそういう意思自体は間違ってませんし、否定するつもりはありません。
ですがもっと良い抜き方があります。それは、
「青の虎の子である22」
です。
- 22を抜くと、自力で消せるパネルが7・12・13・17・18・23と6枚も増えますし、パネルの配置も赤にとってかなり有利になるため、意味合いが全く違うものとなります。
- 赤22で、白8~23の18を除く3枚のラインが逆に白に取って邪魔になります。
- 赤24で、赤22~25のラインが出来てまずは一安心です。
- 白5で赤2~4を白に変えて強烈なラインを作ると同時に、赤9も消してきます。これが実はをいうと、白に取って命取りとなるのです。
- 白19で白13が邪魔して赤7を消せませんので、赤14・17・18だけ白に変えると残るパネルが10のみになります。
- 赤7と22、白8・9・14・18となってますから、赤10で白4枚を赤に変えられますので、赤13枚白12枚で逆転勝利出来ます。
「11番を選択してしまった一因として、無難に行ってしまったというより、大胆に勝負できなかったことを悔やんだ一手」
だったと個人的には思うんです。
青17の後、白が21と1の角をモノにしてスプリットが出来るかと思いきや、白6・16を抑えて強烈なラインを自力で作った所で7割方勝負が見えたかなという感がありました。
「アタックチャンスが赤が勝つためのラストチャンスだったが、抜く場所を思いっきりミスしたため、この手こそが白勝利の決定打」
だったと思います。