名古屋旅行2日目、リニア・鉄道館Part.4です。

今回は在来線・からまとめていこうと思います。


 ED11形電気機関車(ED11-2)

ED11形電気機関車は、1923年に鉄道省(国鉄の前身)がアメリカのゼネラル・エレクトリックより輸入した電気機関車です。

現役時代は東海道・横須賀・伊東線で運用されていたとか。


ED11-2は、佐久間レールパーク閉館後にリニア・鉄道館で静態保存されています。


側面ナンバープレートの下にはゼネラル・エレクトリック社の銘板が。


ED11形は2台が輸入。片割れのED11-1は西武鉄道に譲渡されE61形と名乗り1987年まで活躍、現在は横瀬で静態保存されています。


 ED18形電気機関車(ED18-2)

ED18形は、線路規格の低い飯田線北部で使用するために1953年〜1955年にかけて初代ED18形とED17形に軸重軽減改造を施工した電気機関車です。


ED18形になるまでの経緯としては、

・原型は、東海道・横須賀線電化に際し1923年に英国のイングリッシュ・エレクトリック社(英国電気)から輸入されたED50形電気機関車

ED17形は、1930年にED50形が中央線に転属した際に、歯車比を増大して形式変更した機関車。

ED18形は、飯田線北部で使用するためにED17形と初代ED18形に軸重軽減改造を施工した機関車。

と、なるそうです(Wikipediaよりおおまかにまとめて引用)。要は、"ED17形の派生形式"ですね。


ED18-2は、ED17-16を種車に1955年に落成しています。


ED18形は飯田線での貨物列車牽引を担当。

ED18-2は引退後、浜松工場の構内入換に従事していましたが、1991年に佐久間レールパークに移設。1992年には「トロッコファミリー号」の牽引機に抜擢され現役復帰を果たし2005年に故障するまで活躍。2009年に除籍され2011年にリニア・鉄道館で展示…と、なかなか"濃い"車生を歩んで来た機関車です。


側面のゴツゴツした通風口やその無骨な外観から、ファンからは「クロコダイル」とも、ED17形列が英国のディック・カー工場で作られたことから「ディッカー/デッカー」とも呼ばれたそうな。


ED11-2とED18-2は「浜松工場の構内入れ替え機」という共通点がありますね(ED18がED11を置き換えたとか)。


 C57形蒸気機関車(C57-139)

C57形は主要本線での旅客列車牽引を目的に1937年から製造されていた蒸気機関車です。

その流麗な見た目から付いた愛称は『貴婦人』です。

この日は日章旗に菊の紋章のお召し列車仕様で展示。

なんて美しいんでしょう・・・。


リニア・鉄道館で保存されているC57-139は名古屋機関区に所属。お召し列車の牽引を18回も担当したこともロイヤルエンジンです。

金色の区名札受けが誇らしげ。


C57の炭水車は給水柱と接続。給水柱の実物は初めて見ました。こんな形なんですね。


総合案内で専用の台紙(100円)を購入すると、C57-139の重ね捺しができます。

順番に押していくと、美しいお召し列車仕様のC57-139のポストカードが完成するというもの。

100円で素敵なお土産が作れるので、体験してみてはいかがでしょうか。


 ホジ6005形蒸気動車(ホジ6014)

実は一番コイツが見たかった。

リニア・鉄道館随一のバケモノにして日本唯一の蒸気動車、ホジ6005形です。

ホジ6014は1913年に製造されています。


戦前は北九州に縁のある車両だったそうです。

1944年に廃車。戦後は名鉄に譲渡されましたがあまり使われずに犬山の遊園地で静態保存の後、国鉄に復帰し復元され保存の後、1967年から明治村で展示、リニア・鉄道館に展示…という経緯だそう。


蒸気動車は、気動車のなかでも一番初期に位置する駆動方式です。

蒸気機関車+客車(物理)とは恐れ入った。


見た目は客車ですが、片方の足回りはBタンクみたいなちっこい動輪と外側シリンダとロッドが仕込まれています。


反対側は普通の車両っぽいですがこちらにも運転台があり、機関室側から加減弁にワイヤを取り付け屋根を通してあるのでこちらから操作ができる…そうです。

ホジ6014の屋根周りを映した写真。確かに屋根にワイヤーが張られています。

蒸気機関車を機回しをする手間が省けるので、1〜2両くらいで需要が満たされるローカル線では重宝してたんでしょうね。


 国鉄EF58形電気機関車(EF58-157)

EF58形は、1952年から改良機が落成した電気機関車です。

EF58-157は1988年にJR東海が購入し車籍復活、トロッコファミリー号やイベント列車・レール運搬列車を担当したのちに2008年3月末に除籍。リニア・鉄道館で展示されています。

JR時代は一般色ですが、リニア・鉄道館展示に際し、ぶどう色に変更したり原型に近い姿に復元されています。



機関車組はこれくらい。

次は電車・気動車・客車をまとめていきます。