名古屋旅行2日目、リニア・鉄道館Part.5です。

今回から電車・気動車・収蔵庫エリアのまとめをします


なお、モハ1・スハ43は撮影し忘れてます。ちょっと焦ってたしなかなか人がいないカットを撮れなかったので…。

今度訪問した時はリベンジしたいです。




 国鉄モハ52形電車(モハ52004)

国鉄52系電車は1936年から1937年にかけて鉄道省が京阪神の急行電車に使用することを目的に製造された旧性能電車の総称です。


モハ52004は2次車。佐久間レールパークに保存後、リニア・鉄道館に移設されるにあたり製造時の姿に復元されています。


車内。2ドアにボックスシートが並ぶ車内。

屋根が高いので広々としてるのがよさそう。


 クモハ12(クモハ12041)

クモハ12041は、1987年にクモヤ22形(クモヤ22112)をイベント用に使うために旅客用に改造した車両です。

もともとクモヤ22112が運転台の無いモハ10016に運転台を両側に取り付け牽引車に改造した車両だったので、普通車→牽引車→普通車の順に草鞋替えしまくった面白い車両です。

改造日は1987年3月31日。国鉄最後の改造落成車となっています。


飯田線で活躍しゲタ電号の名で親しまれていましたが、ブレーキの多重系統化ができないことから2002年に除籍。


以前ブログで纏めた、小金井駅近くで保存されている「クモエ21001」と同じく国鉄30系がルーツの車両ですね。

これで現存する国鉄30系電車すべてと会うことができました。もうすこし早めにお金稼ぎしてれば下関のクモハ11117にも会いに行けたんですけどね…。


 国鉄111系電車(クハ111-1)


111系電車は、1962年から東海道本線などの中距離輸送用に投入された直流電車です。

1960年に開発された常磐線用の401系と山陽・鹿児島本線用の421系(どちらも交直流電車)の直流版として開発されました。


車内。今でも通じる(というか基本自体は変わらないような…)車内ですね。

車体半分は封鎖されています。


車内の車番表記。


クハ111-1は佐久間レールパークで展示後、リニア・鉄道館に移設されています。


 国鉄381系電車(クハ381-1)

381系電車は、1973年から製造されたアルミニウム合金製の振り子式電車です。


少し前まで特急やくもの定期・波動運用に就いていたのが記憶に新しいですが、こちらは東海地区で「特急しなの」などで活躍した先頭車のトップナンバーです。


しなの運用離脱後、美濃太田の留置線でモハユニットのトップナンバーとパノラマグリーン車と編成を組んで留置していましたが、リニア・鉄道館オープンに併せてクロ381-11と共に展示されました(なお、クハ381-1以外の3台は解体済み)


485系200番台譲りの貫通扉とドアレールのゴツさがかっこいいです。


 国鉄キハ181系気動車(キハ181-1)

キハ181系は1968〜1972年にかけて製造された特急型気動車です。


キハ181-1は量産先行車のグループ。1968年10月1日から特急しなの号でデビューしています。

最終在籍はJR四国。廃車後にJR東海にキハ180-1(2013年解体)と共に引き取られ佐久間レールパークで展示。同施設閉鎖後にリニア・鉄道館へ移設展示されています。


キハ181-1の車内。内装はJR四国の仕様のまま…?



ここからは収蔵庫エリアを紹介。13台の車両が展示されています。

特定のイベントでは車内の見学ができるそうです。


 国鉄117系電車(クハ117-30)


117系は、国鉄が1979年〜1986年にかけて製造した直流近郊型電車です。

京阪神エリアの新快速用電車として投入後、1982年からは名古屋地区にも投入。


クハ117-30は1982年に大垣電車区に所属。

1986年の編成短縮と中央西線の快速増発用に神領電車区に転属したものの、1988年には再び大垣電車区に戻り、廃車直前はS1編成に編成。

2010年の廃車後は同じくS1編成のモハ117-59・クハ116-209と編成を組み、屋外展示のランチトレインとして活用。N700系展示に伴いクハ117-30のみ再整備の上、収蔵庫に移設されています。


 国鉄165系電車(クモハ165-108・サロ165-106)


165系は、153系をベースに出力増強・勾配戦区対応を行った直流急行型電車として、1963年〜1970年に製造されました。

クモハ165-108は神領車両区に所属。T8編成に組み込まれ2001年に廃車。編成ごと美濃太田に回送されたのちリニア・鉄道館に移設されています。
T8編成は前照灯の原型デカ目・車内未改造・青色シートモケットの国鉄の雰囲気漂う編成だったそうです。
床下機器はJR東海特有のライトグレー。

クモハ165の線路は922形・300系が展示されている線路と繋がっているため、標準軌幅の線路も敷かれています。
922形が名古屋から旅立つ時、165系も再び屋外に姿を見せるのでしょうね。

サロ165形はグリーン車。構内運転用に回送運転台を装備しているのが特徴です。


サロ165-106は静岡運転所に所属。基本的にはK3編成に組み込まれ、急行東海として特急に格上げされる最後まで活躍。その後浜松工場に保管され、リニア・鉄道館に移設されています。


 国鉄63系電車(モハ63638)

63系電車は、1944年から1951年にかけて導入された直流用電車です。

戦後、各都市復興で遠距離通勤・通学が増加したため、輸送力増強を兼ねて大量製造されました。

また、被災した私鉄へ多くの車両が入線し、JRどころか一部の私鉄にまで多大な影響を与えた通勤電車です。

桜木町事故以降は足回りの保安対策にアップデートを加えた73系へ改造されて1985年頃まで活躍しています。


リニア・鉄道館で展示されている車両は、クモヤ90形のクモヤ90005に改造された車両を復元した車両です。


 国鉄キハ80系気動車(キハ82-73)

キハ80系は、1960年から製造された特急型気動車です。

そのうちキハ82系は、1961年〜1967年にかけて導入されたキハ81系の改良版です。


キハ82-73は1978年10月に和歌山機関区から名古屋機関区へ転属し、JR東海にそのまま継承。特急ひだ・南紀とホームライナーみえで運用。

1995年の運用終了後、保存目的で美濃太田に保管の末2009年に廃車。2011年のリニア・鉄道館オープンに合わせて移設されています。


 国鉄キハ48000形気動車(キハ48036)

キハ48000形は、国鉄が1953年から導入した一般型気動車のグループの一形式です。

1955〜1956年に74両が製造された便所付き両運転台車で、1957年の称号改正後は「キハ11形」と名乗っていました。


キハ48036は、1957年の称号改正後はキハ11-26を名乗り真岡機関区に所属。廃車されるまで真岡機関区を離れることなく真岡線(現:真岡鐵道)で運用し、1980年の廃車後は茨城交通に譲渡されてキハ113として使用。

1995年に導入時の塗装である黄褐色と青の国鉄旧一般色に戻してラストランを飾った後、番号を復元して佐久間レールパークで保存されていました。



鉄道博物館で保存されているキハ11-25(茨交キハ112)とは、1995年にキハ48036が佐久間レールパークに展示されるまでの39年間を共に過ごした同僚だったそうです。

言われてみれば似てる。同い年の兄弟だったんですね。


確かにキハ48036の所属には「水モウ」と書かれています。まさか、異郷の地で馴染みのある土地を走っていた車両と再会するとは。


落成直後の国鉄旧一般色+キハ48000形名乗りに復元されたキハ11-26と、国鉄での廃車直前の姿である国鉄一般色に復元されたキハ11-25で対比できるのがなんといってもエモいです。


・・・いやお前東海に一ミリも関係しないんかい!!!!


 国鉄10系客車(オロネ10-27)

10系客車は、国鉄が1955年から導入した軽量構造の客車です。

オロネ10形は1959年に製造された2等寝台車で、20系ナロネ21形をベースに開発されています。


オロネ10-27は当初はオヤ10-2から外装のみ復元して佐久間レールパークで展示していたが、リニア・鉄道館への移設に際し、新潟県魚沼市で保存されていたオロネ10-2085の部品を使用して内装も復元されている。


 国鉄マロネ40形客車(マイネ40-7)

マロネ40形客車は、1948年に運輸省鉄道総局が製造した1等式寝台車です。

最初はマイネ40形を名乗っていましたが、1955年の1等寝台廃止に伴い「2等寝台車マロネ40形」に称号変更しています。


マイネ40-7は工事車オヤ41-1から復元された車両で、佐久間レールパークでの保存終了後、リニア・鉄道館に移設されています。


 国鉄オハ35形客車(オハ35-206)・国鉄オヤ31形客車(オヤ31-12)

国鉄オハ35形客車とは、鉄道省が製造した全長20m級鋼製客車の総称です。

オハ35-206は登場時の姿に復元されています。


国鉄オヤ31形客車は、国鉄が既存客車を改造した建築限界測定用試験車です。測定用の矢羽根を広げた姿や測定のために低速走行する様子から「おいらん車」とも呼ばれます。

オヤ31-12はスハ32-426から改造されています。


 国鉄オハ31形客車(スニ30-95)

オハ31形客車は、鉄道省が1927年から投入した国鉄初の鋼製客車の形式群です。

スニ30形は1932年に25両が製造された荷物車です。1941年の称号改正前はスニ36650形と名乗っていましたが、称号改正では荷重が同一のスニ36500形の続番としてスニ30-85〜108と名乗る様になりました。


スニ30-95はスエ30-8を復元した車両で、佐久間レールパーク閉鎖後にリニア・鉄道館へ移設されました。




在来線パートはこれで完結。

次は名古屋を去るまでやりたいですね()