ガソリン120円台、1年7カ月ぶり
11月28日0時1分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
原油価格の急落を受け国内のガソリン価格も下落している。石油情報センターが27日発表した石油製品市況の週間動向調査によれば、25日時点のレギュラーガソリンの全国平均店頭価格は先週比1リットル当たり4.1円安の127.9円となり、16週連続で下落した。130円台割れは昨年4月以来1年7カ月ぶりで、揮発油税(ガソリン税)の暫定税率が失効した今年4月の水準(130.6円)を下回った。原油価格の急落で石油元売り各社が卸価格を値下げしたのに加え、店頭間の販売競争の激化が主因だ。
レギュラーは全国47都道府県すべてで値下がりし、120円台は35都道府県に達した。レギュラーの全国平均は、原油価格が急騰した影響で今年8月には1リットル当たり185.1円と1987年の調査開始以来の最高値となったが、4カ月で60円弱下落した。OPECが今月末か来月の総会で減産を決議すれば、原油価格が反転する可能性もあるが、足下の原油価格水準が続けば、ガソリン価格の値下がりは続きそうだ。 |