11月も下旬に入り、冬の足音が近づいてきました。今回は神戸市営地下鉄・北神急行の近況を紹介します。
神戸市交1000形16号車試運転 西神南駅にて
県庁前駅にて
まずは9月10日に実施された1000形16号車の出場試運転です。今回が16号車最後の検査出場かと思われます。1号車(1101F)の離脱以降、現行車の入場・出場が数か月前倒しで実施されていますが、来年度以降に検査期限を迎える車両は検査期限が失効したものから順次撤退が予想されます。
北神急行7000系7054F試運転 名谷駅にて
湊川公園駅にて
16号車の試運転から約10日後の21日には、北神急行7000系7054Fの試運転も実施されました。こちらは機器更新による試運転で、今回も行先表示器のLED化と走行機器のSiC化が行われました。なお7055Fも既に更新工事に入っているようで、北神車からGTO-VVVF車は消滅、方向幕残存編成も7051Fを残すのみとなりました。
ちなみに7054Fの試運転日には6000形構内試運転との共演のほか、名谷駅4番線の工事の関係で、3番線に発着する光景が見られました。異なる社局の車両が試運転同士で共演するのはかなり稀なことで、地下鉄ユーザーになってから初めて見ました。
神戸市交6000形30号車試運転
西神南駅にて
谷上駅にて
続いては話題の新型車両6000形です。7月の搬入から長らく動きのなかった第2編成(30号車)の試運転が11月から始まり、昼走行開始3日目には北神急行谷上駅に初入線しました。先に試運転を開始していた29号車と違い、車内には測定機材がなく、量産車らしいスタートでした。
6000形30号車の昼走行3日目となった11月9日は3000形を使用した乗務員訓練も同時に施行され、市交車が試運転同士で共演する光景も見られました。3000形も近いうちに撤退が始まると予想されており、6000形との共演は短期間になると思われます。
神戸市交6000形29号車試運転
今月20日ごろからは6000形試運転が平日・休日問わず連日行われるようになりました。試験車の雰囲気が強かった29号車も営業仕様に近くなり、習熟運転に入ったものと思われます。ただ営業開始はもう少し先でしょうか・・・?
今回は以上です。また更新します!