【TAFE】どうやって買わせたの? | オーストラリア・発達障害児を育てるケアラー目線の【ケアワーカーのチカラ✨】

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【発達障害は何かを諦める理由にはならない】をモットーにユニークな息子とマイペースな娘を育てています。

子育て記事の他、週末はゆるく美容やコスメネタ、たまにオーストラリア情報などを書いています。TAFEで学生をしながら仕事はケアワーカーをしています。


​種類が多いから
選べない



自習先でのこと。



とあるクライアントのカフェでランチを買う手伝いがあった。





「サンドイッチどれがいい?」



とサポートワーカーが聞いても返事は全部ノー。





しばらくやり取りを見ていたが私の座っているテーブルにクライアントが戻って来た。




「食べたいサンドイッチがなかったん?



私も見て来るわ。」




と彼を残して、私は並んだサンドイッチを見てピンと来た。





8種類ぐらいのサンドイッチと4種類のラップ、きっと種類が多過ぎて


自分の食べたいサンドイッチがわからないのだろう。










クライアントのいるテーブルに戻り、




「サンドイッチ見たけど私はローストビーフを食べてみたいわ。



一緒に見てみる?」




と尋ねると席を立った彼が付いて来た。





「これが私の好きなローストビーフやねんけどトライしてみる?」




「ノー」




「ほな、何が好き?チーズ入りがええの?」




「イエス」




「ここにチーズ入りは3つある。



ハム&チーズ、ベジ&チーズ、ツナ&チーズやけどどれがいい?」




「ハム」





無事にオーダーをしてお会計をしているとサポートワーカーが来て




「どうやって買わせたん?」




と聞いて来た。





「あぁ、これな、種類が多いから選びにくいねん。



選択肢を少なくしたら選べるよ。3つぐらいに絞るのがいい。



3つやったら好きなのを選べるやろ?」





2つのうちどっちがいい?よりも自分で選んだと満足感があるのは絶対に3つ。




私がよく子どもに使う方法だ。





私がサンドイッチを選んで見せたのもデモンストレーションで意思決定の練習になる。





バディのサポートワーカーが



「あなたどこの大学??何を勉強してて実習に来てるの?」



と聞いて来たが




「子育てしてたらこんなもんやで。」




と私はワハハと笑って見せた。




本当のところは今までの子ども達のセラピーセッションが役に立ってるねんけどな。笑