2021年からの
付き合い
いつもの先生ではなく、先生の上司がTeamsの画面に登場した時、
みんなで何で?と言う雰囲気になった。
クラスメートが揃った中で伝えられたのはサポートの先生の急死であった。
本来なら今日からクラスに戻って来る予定でホリデーを終えた彼女の土産話を楽しみにしていたから
現実が受け止められず、ショック状態になった。
脊髄損傷で生まれ、車椅子ユーザーだった彼女は
障害に関して高い知識を持っており、経験豊富で
みんなから信頼されているサポートの先生だった。
私が彼女に初めて会ったのはTAFEのショートコースで2021年、
新しい何かを始めようと申し込んだコースでNDISについて学び、
このブログを書くきっかけともなった。
学び方も何も知らないところからいつも寄り添ってくれた優しかったサポートの先生。
Teamsの彼女の名前がオフラインになっていて、私とのチャットの最後は
happy to help
だった。
こうして彼女が亡くなって、私は初めて想像以上に心にインパクトがあるのだと
今まで死をそれほど受け入れて来なかったのだと知った。
毎日高齢者を相手にして、いつかその日が来るのだと
何度か経験をしたレジデントとの別れを思い出したが
どこかで良い人生でありましたようにと祈るばかりで
サポートの先生にはうまく言葉が出て来ない。
どうか痛みなく、事故などではなかったと祈りながら
行き場のない悲しみに途方に暮れている。