【TAFE】先住民アボリジニについて学んだ | オーストラリア・発達障害児を育てるケアラー目線の【ケアワーカーのチカラ✨】

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【発達障害は何かを諦める理由にはならない】をモットーにユニークな息子とマイペースな娘を育てています。

子育て記事の他、週末はゆるく美容やコスメネタ、たまにオーストラリア情報などを書いています。TAFEで学生をしながら仕事はケアワーカーをしています。


​Lived experience
生きた経験



オーストラリアは多民族国家で現在TAFEでDiversityについて学んでいる。



違う文化圏の人達とどう接して仕事をするか、クライアントならどうケアやサポートをするか、など普段の生活に関わっている内容だ。




みんなは先住民のアボリジニに対してどんな印象を持っているだろうか?









私はオーストラリアで暮らして20年以上となったが


アボリジニと言えば、ディジュリドゥのパフォーマンスや


酒に酔っ払って道端で寝転んでいるが正直な印象であった。




今までのTAFEのクラスにアボリジニがいても私は何ら偏見もなく、


何をそこまで訴え続けることがあるのかとクラスメートの中で


少し浮いた感じのある人達を見て来た。





今のクラスにアボリジニケアをするサポートワーカーがいて


彼女が教えてくれる話が生きた経験で同じ仕事と言うこともあって


すんなりと受け入れられた。





彼女自身もアボリジニの血を引き、祖父母の【Stolen generations(盗まれた時代)】を語った時は


私の曖昧なアボリジニに対する情報が繋がったような気持ちになった。




指差し 幼少期にアボリジニの家族から強制的に引き離された





私は前職場でアボリジニケアについて少し習っていて、


当時もよくわからないから会社に聞いてみたら




アボリジニのクライアントはいないから知る必要はないよ




と言われたが、これが現実なのだろう。





私は先週、アボリジニケアをするクラスメートに改めてお礼のメールを送った。




私はアジア人だから差別を受けることもあり、


この教科に関して自分はよく理解していると思っていたが


本当のところ、深い理解を得ていなかったと。




あなたがシェアをしてくれた話で自分が人としてどうあるべきか学んだと


あなたがクラスメートでよかった、ありがとう。





彼女からもすぐにこちらこそありがとうと返事が来た。





知る努力と受け止める理解力はこの仕事のキーポイントとなる。





TAFEの先生が一番最初の授業で




This job is all about communication.


この仕事はコミュニケーションが大切。




と言ったが家庭だろうが、職場だろうが、普段の生活だろうが、学校だろうが全てに当てはまる。






最近の私は人との繋がりを大切にしていて、ほんの些細なことでも連絡を取るようにしている。