弓に傷る鳥は曲木に驚く | てにを舎の考具 考える日本語®

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日本語を学びなおしてみると、今まで気づかなかったルールや魅力が見えてきます。
少しだけことばに意識を向け、日本語について考えてみませんか。

2004年の「編集手帳」を読んでいたら、こんなことわざが載っていました。

弓に傷(やぶ)る鳥は曲木に驚く
どういう意味かというと、一度弓矢で傷ついた鳥は、曲がった木を見ただけで弓ではないかと驚き恐れる ということ。


苦い経験に懲りて用心深くなることのたとえだと言います。


ちょうど、このことわざが載っていたのは2004年3月5日。
当時、国会議員の秘書給与をめぐる「名義借り」疑惑で辞任騒ぎが起きていました。


ある議員が秘書給与の「名義借り」の指摘を受け、辞職した。そしてその疑惑は、2000年にも起きており、そのときは詐欺容疑で逮捕されているのです。


いまも、今回が「政治資金収支報告書」をめぐる問題で国会が騒々しくなっています。

しかし、この問題も、今に始まったわけではありません。
政治と金」をめぐる問題は、何度となく指摘され、その都度辞任、謝罪などが起きています。


さてさて、鳥でさえ苦い経験を糧に用心深くなるというのに、わが人間たちはどうしてすぐに忘れてしまうのでしょうか。