こんにちは、ASAKOです。
今、子供が成語を勉強しているところで、その中でこれがありました。
「人間万事塞翁が馬」
これは、こんな話しからきています・・・
むかし、辺境の地におじいさんが住んでいました。
この地方の馬は名馬が多く有名でしたが、ある日おじいさんの馬が逃げ出してしまいました。
近所の人はおじいさんをなぐさめましたが、
「これが幸いにならないともかぎらない」
とおじいさんはいいました。
しばらくたったある日、逃げた馬が他の素晴らしい馬を何頭もひきつれて戻ってきました。
近所の人はまたおじいさんのところにきて、お祝いをしました。
しかし、おじいさんは
「これが災いにならないともかぎらない」
といいました。
ある日、おじいさんの息子がそのすばらしい馬に乗っているとき、落馬して足の骨を折ってしまいました。
近所の人はまたおじいさんのところにきて、なぐさめましたが、
「これが幸いにならないともかぎらない」
とまたおじいさんはいいました。
そのあと、隣の国と戦争がおこりました。
おじいさんの住む土地の若者はみな、兵隊としてかり出され、帰ってきたものはいませんでした。
しかし、おじいさんの息子は足が悪かったので、兵隊にとられず、命拾いしました。
・・・・何が幸いで、何が災いになるかはわからないものですね。
一見、悪い結果のように見えても、それが今後の幸いにつながらないとも限りません。
今のあなたの周りに起こっている事も、日本や世界で起こっている事も、ちょっとそんなふうにみてみてはいかがでしょうか。