さっぽろ雪まつりの思い出。国際雪像コンクール
第61回さっぽろ雪まつりは、国内各地はもとより世界各国からの観光客が240万人以上も集まりましたが、会期中北の大地北海道の厳しい寒さを実感すると同時に普段は経験の出来ない寒さを堪能されたことでしょう。
1週間で240万人以上ですから、単純に見ても1日の見物客は30万人以上で、雪まつり会場の通路は踏みしめられ、連日の真冬日による気温の低さも影響し、ツルツル、テカテカ状態になっていました。
雪道になれない観光客用に靴に巻きつける滑り止めなども用意されているようですが、事前に注意されているのでしょうか、足をずり足で歩くペンギンウオークも体験されたことと思います。
先日の記事でもご紹介しましたが、世界各地の国・地域・都市によるチームが参加して各国独特の伝説などをテーマに雪像制作を競いあう「国際雪像コンクール」 も同時開催されました。国際色豊かな雪像がたくさん並ぶ会場は一般にも公開され、参加者同士や見学者との交流・友好が繰り広げられました。
国際雪像コンクール
優勝作品 : タイの伝説「クライトーン」
タイに伝わる勇敢な若者、クライトーンの伝説の物語で乱暴者の巨大ワニ“チャワラン”を退治し村人を助けようと勇敢な青年クライトーンが立ち上がり、戦いに勝利しました。
準優勝作品 : ニュージーランドの伝説「タニファ」
ニュージーランドの先住民マオリの神話には、水の怪物タニファの物語が数多くあり、この雪像は、マオリの伝統的な武器であるワハイカ(こん棒)を振りかざす半人半蛇のタニファを表現しています。
3位作品 : 香港の風習「ゴースト・ウォリアー、鍾馗(しょうき)さま」
鍾馗(しょうき)さまは、中国の「唐」時代の神話に出てくる神様で、伝統的には悪霊退治として知られています。守護神である彼の肖像画は、家の門や、高価な物の近くに飾られていて邪気を払います。
さっぽろ雪まつりの思い出。愉快な人気者と仲間たち
北の大地の冬の氷と雪の祭典「さっぽろ雪まつり」の会期中は、今年も日中の気温が氷点下5℃の厳しい寒さにも負けず、240万人を超える人たちが世界各地から集まりました。
大通り会場は見物客があふれ、聞こえてくる言葉も関西弁あり、韓国語、中国語?、英語、その他判らない言葉、様々なコトバが聞こえてきました。大雪像の近辺は特に見物客が多く、雪像の撮影をしたくても通勤時のラッシュ状態でゆっくりとカメラを構えていられない状況となっていました。
大雪像は、ドイツのフラウエン教会、韓国・百済王宮の他にも親しみやすいディズニーのキャラクターやちびまる子ちゃんなどとともに、札幌円山動物園の白くまや旭川動物園のオランウータンなどの雪像が展示され、小さな子供を連れた家族連れの見物客を喜ばせていました。
愉快な人気者と仲間たち
大雪像 ちびまる子ちゃん
全国フジテレビ系列でのTV放映や、全国の地方紙などに掲載され、国民的お茶の間アニメとなった「ちびまる子ちゃん」で、子供たちの人気を集めています。
大雪像 「夢がかなう場所」東京ディズニーリゾート
お馴染み東京ディズニーランドのシンボル「シンデレラ城」と東京ディズニーシーの豪華客船「S.S.コロンビア号」をバックに、可愛らしいミッキーマウスとミニーマウスが心温まるディズニーの夢の世界へと誘ってくれます。
大雪像 北の動物園
全国的に注目を集める北海道の2つの動物園、札幌市の円山動物園と旭川市の旭山動物園の人気者たちが雪像となっています。
鋭い目つきとしなやかで美しい身のこなしのユキヒョウや、さっぽろ円山動物園の双子誕生で話題となった愛くるしい姿の白くまツインズ、堂々とした偉容のオランウータンやオオワシなどの雄姿を雪像で表現し、「北の動物園」の魅力を伝えています。
さっぽろ雪まつりの思い出。美と迫力の大雪像1
今年の雪まつりは、昨年の年末までは少なめの降雪でしたが、お正月が過ぎて雪像をつくる雪集めが始まったころからタイミング良く雪が降り始め、十分な降雪もあり例年のような雪集めに苦労することも無く、順調に進んだようです。
雪まつり期間中も吹雪なども無く、北の大地としては比較的穏やかな天候が続いていましたが、気温の方は連日真冬日が続き1日の最高気温が氷点下5℃前後の日もあり、雪像見物に訪れた観光客にとっては北の大地の本格的な厳しい寒さを十分堪能されたのではないでしょうか。
さっぽろ雪まつりの醍醐味はやはりスケールの大きい大雪像ということになりますが、今年も製作期間を1カ月近く掛けて制作した大雪像が見物客の目を奪っていました。
美と迫力の大雪像1
大雪像 ドイツ・フラウエン教会
フラウエン教会(聖母教会)は1743年に完成し、200年以上の間、教会の「石の鐘」がドレスデンの街の姿を印象づけてきましたが、1945年、第2次世界大戦の犠牲になり廃墟は戦争と破壊に対する強い警告の記念碑となりました。
2005年、世界中からの多額の寄付と崩れ落ちた前の教会の材料を活用し、再建されたこの教会は、和解と平和のシンボルとして今日に至っています。
大雪像 韓国・百済王宮
昨年も韓国の「崇禮門」(スンレムン、すうれいもん) 略称「南大門」が出品されていましたが、韓国からの観光客も多い雪まつりですから、日韓友好の役割を十分果たしていることでしょう。
百済(くだら)は、古代、朝鮮半島西南側の漢江流域に建国され、高句麗、新羅とともに三国時代を形成しました。漢城時代(BC18-457)、熊津時代(457-538)、泗?(さび)時代(538-660)へと続く中で、700余年の絢爛な歴史と文化を築いています。











