いよいよ、10ナンバーズのラス曲です！
《いとしのエリー》
1979年3月25日発売のサザン3枚目のシングル。
アルバム・10ナンバーズからっとの10曲目としても収録。
トータル約73万枚の大ヒットで、言わずと知れた、サザンを代表する名曲のひとつでもあります。
4年後の1983年には、ドラマ『ふぞろいの林檎たち』シリーズの主題歌にもなり、再び脚光を浴びましたが、当時まだファンじゃない人は、このドラマのヒットで曲も売れたと思いがちですが、発売からかなり後になります。
逆に、私からすれば、なんで今頃この曲を使うんだろ？と当時は思ったものでした。
でも、ドラマとマッチしてたのは確かです！
当時の業界の定説で、似たような曲を3曲ずつ出すというサイクルがあり、勝手、気分しだいと来て、本来は思い過ごしも恋のうちが3枚目のシングル予定だったが、桑田さんの自分たちのやりたい曲で勝負したいと、この曲のリリースとなった。
しかし、発売後の反応はイマイチ（笑）
それが、その後、演歌のように、ジワジワと火がつき、ザ・ベストテンでも1位7週連続獲得、10位以内には18週にも及びランクイン。
ベストテンが音楽の教科書の様だった私は、勿論毎週見ていたが、まだセットが紅白パンツに宙吊りとか、曲のイメージとはかけ離れたスタイルで歌っていたのが、今となっては懐かしい…ｗ
年末のＮＨＫの紅白歌合戦にも、同曲で初出場を果たす！
エリーは、実姉の岩本えり子さんだとか、原坊の事だとか、諸説ありますが、結局は誰でもなく、言葉の響きでこの名前を付けただけと、後年桑田さん自身が語ってます。
しかし、82年の桑田さんと原坊の結婚式で、エリーをユーコに変えて大勢のファンが大合唱したのは、感動的でした！
因みに、CDで間奏に入る笑い声は、桑田さん必死に笑わせた原坊の声です（笑）
89年には、あの巨匠レイ・チャールズがエリーマイラブとして、英語でカヴァー。
大ヒットを果たした。
他にも、ベンチャーズ、福山雅治、広瀬香美、平井堅、五木ひろしなど内外のミュージシャンが多くカヴァーしている事でも、この楽曲の素晴らしさが分かると思います！
ライブでは、頻繁に行われていますね。
初期は、毎回。で、81年ごろから暫くやってなくて、85年のKAMAKURAツアーでで復活！
しかも1曲目はインパクト大でした！
で、この後は2回に1回位のペースで演奏してますね。
最後は、2018年でラララのおじさん（6月）、ROCK IN JAPAN FES（8月）と続けてやり、アホ丸出し（2019）、Keep Smilin（2020）ではやってませんので、次回は可能性高いですねｗｗ
1度、封印するとか言った時期がありましたけど、結局はされてません（笑）
それと、たまに店でも訊かれるイントロ部分のコーラスの英語詞は、
Ah you should go back.
you don't have to sigh.
ain't nobody to disturb you.
また、1975年に発売されたMarlena ShawのYou Taught Me How To Speak In Love ですが
この曲のAメロ辺りはそっくりですが、これを意識したのかどうかは不明ですｗ
Ｅ★スポ的には、超メジャーだけどコアなファンにはあまりオケられない曲。
え？なんで?!って思うでしょ？ｗｗ
ウチのお客さんって、ベタな歌ほどいつでも歌えるって思うから、
ここぞとばかりにアルバム曲とかを歌うんでねｗ
なので、エリーもTSUNAMIも、海や夕陽に別れを告げてのように、
アルバムの人気曲より歌われる回数は少ない(￣ー￣)
歌うのは、ファンに一緒に連れられてきた、特にファンじゃない人。
でも、エリーなら知ってる！と頑張って歌われる人が多いですｗｗ
ただし、自爆する場合もありますがｗ
あと、どうでもいい情報ですが、80年代中盤には、ちょっとエッチな学園モンの漫画が、
同名でありましたな（笑）
※2020.7.3再編集
