汗

汗は、なんで出るの？

基本的には、体温一定に保つために出るんだよ。

体温が上昇すると汗が出て、汗が蒸発することによって体温を下げるんだ。

でも汗をかく動物は、人間以外では馬くらいで、体全体に汗腺（汗を出すところ）が分布しているのは、人間だけなんだよ。

汗が出るから人間は、長時間の運動ができるんだよ。鍛えれば、炎天下の暑い時期に2～3時間走り続けることもできるんだよ。

もう一つは、緊張したりすると出る汗もあるんだよ。

この汗は、通常の汗とは別の汗腺から出るんだ。

この汗腺は、足の裏とか手のひらとか脇の下にあるんだよ。

どちらの汗も外部あるいは内部の刺激により脳が判断して汗を出すように命令するんだ。

でも、汗を出し過ぎてしまうと体内の水分が減るので、そういうのも調整しながら命令するんだよ。

汗は、暑い時に、たくさん出るから、汗をかける体が夏に強いんだ。

逆に汗を出しにくいと熱中症になりやすいんだ。

だから、この時期から汗を出す訓練をすることが、夏の熱中症予防につながるんだよ。

この時期に運動をして脳と汗腺を働かせておくといいんだ。

汗を出したあとは、水分補給をしないと水分不足なってしまうから気をつけてね。

汗をかくと便や尿からでは出ない公害物質も出してくれるらしいよ。

だから汗をかくことはとてもいいことなんだけど、出ようとした汗が引っ込んでしまうとよくないんだ。

汗をかいた後は、よく拭き取ったり、シャワーをあびたりして引っ込ませないように工夫しなければいけないよ。

汗が引っ込んでしまうと最初は「だる～く」なったり「ねむ～く」なったりするんだよ。

それが喉がいたくなったり、発熱につながることもあるよ。

また、汗をかいて急に冷やしたりすると「寝違い」「ぎっくり腰」にもなりやすくなるから注意が必要なんだよ。

これらに注意しながら汗をかいて汗腺を発達させて夏用の体を作っていこうね。

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