時を超えた想い。きな粉を作り気づいたこと。 | 望む世界で生きる。彩り豊かな世界で生きる。

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えりです。アラフォーです。元、理学療法士。 
最近は野菜作りやハンドメイドをしたりしてのんびり生きています。
2015年10月Happyちゃんのブログに出会う。
自己否定、無価値観、罪悪感が強く、常に他人軸だった。今は「私はわたしで在る」「今ここ」がモットー。

今年、初めて、きな粉を手作りした爆笑

完全無農薬の自家製きな粉、完成キラキラ

種を蒔き
収穫し
乾燥させ
大豆を取り出し
ひたすら炒って
最後は機械で粉状に砕いて
きな粉の完成。


たぶん梅雨明けくらいだったか
半年以上前から始めたこの一連の行程。

まじすごい!
よーやった!自分笑い泣きキラキラ

種から撒いて
きな粉作るなんてキラキラ

自画自賛が止まらない笑

まぁ、でもほぼほぼ自然の力キラキラ
恵みのおかげだけどキラキラ

味はというと濃い!!
きな粉の味が濃い!!
うまい!うまい!うまい!!

1.5kgくらいあった。
けっこーな量のきな粉ができた。


感無量な年末年始おねがい笑い泣き


子供の頃、母方の祖母が生きている時は
毎年、お正月の集まりの時
必ず、きな粉餅を出してくれていた。

とっても美味しかった。
大好きだった。

でも、当たり前だと思っていた。

きな粉を食べることも。
きな粉餅が出てくることも。


祖母が亡くなり、
私はいつしか、きな粉餅を食べなくなった。

美味しいと思わなくなった。
好きじゃなくなった。

きな粉もきな粉餅も去年まで
ほぼ食べていない。

美味しくないから。

それがなぜか、今年分かった。

祖母が出してくれていたきな粉は
全て"手作り"だったからだ。

子供ながらに手作りと市販のものと
体が反応していたのだろう。

祖母は毎年毎年、半年以上前から種を蒔き
お正月に向けてきな粉を作ってくれていたらしい。

仕事や家事や米作りや野菜作りをしながら
その中できな粉用の大豆作りもして

毎年必ず食べさせてくれていた。

どれだけの手間暇がかかっていたのか
どれだけの愛情が込められていたのか

想像しただけで胸がいっぱいになった。


今回一連の作業を行う中で
どれだけ手間暇かかって、めんどくさくて
大変かよく分かった。

だけど、当時はその大変さもありがたさも
分からなくて

「ごちそうさま」や「美味しい」くらいは
言ったと思うけど

お餅につかなかった分のきな粉は
平気で残していたし

「ありがとう」って一度でも伝えたことが
あっただろうか…?

今回、自分で、きな粉作りに挑戦するまで
ありがたさなんて全く分かっていなかった。

30年近く経って初めて
どれだけ貴重で、ありがたいものだったか
分かった。

自分で作ったきな粉をお供えし、
今更ながらだけどお礼を伝えた。


甥っ子が「僕、きな粉大好き、大好物」って
言っていて

このきな粉、あげることになっているけど

準備する方の立場になると

ただただ美味しいと、口に合えば
いいなぁと思う。

安心して食べることができるものを
あげることができるのは嬉しい。

きっと祖母もそんな気持ちだったのかなぁと
思ったりもした。


時を超えて
今は亡き祖母の愛情と優しさと想いと大変さと
ありがたさと、いろんなことを知れた。

きな粉作り挑戦してよかった。

そんなことを思う年末だ。