秋桜と歯が欠けた話 | 望む世界で生きる。彩り豊かな世界で生きる。

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えりです。アラフォーです。元、理学療法士。 
最近は野菜作りやハンドメイドをしたりしてのんびり生きています。
2015年10月Happyちゃんのブログに出会う。
自己否定、無価値観、罪悪感が強く、常に他人軸だった。今は「私はわたしで在る」「今ここ」がモットー。

秋はやっぱりコスモスがきれい。


かわいいラブ


昨日、ご飯を食べていると
突然、歯が欠けた歯
ガーンえーん

めっちゃショックで
謎に落ち込んだショボーン
(今思うと瞬間的に自分を責めたんだと思う。)


その後に朝ドラ『エール』を見た。

その日の放送回は戦時中で
主人公が慰問のため戦場の前線に行く。

曲を披露する直前に
敵襲があり、銃撃戦となり

主人公の目の前で
恩師やたくさんの方が戦死された。

すごい回だったけど
見ているのは演出され、
役者さんがその瞬間だけ演じているシーン。

そのシーンを見て感じることはたくさんあるし、
どんなにシリアスで胸をえぐられるようなシーンや感動したりするシーンでも
所詮は作られたシーン。

どんなに悲しくても
その現場では次の瞬間「カット」がかかり
役柄ではなくて、その役者さん自身に戻る。

誰も死んだりはしていない。

そして、やっぱりドラマだから
どんなに残酷で悲しいシーンでも
ある程度は見ることができる映像、シーンに
演出され、編集されている。

だけど、朝ドラって、史実を元に作られていることも多く

何より戦争というものは
現実に起きている。

私はそのカケラも知らないけれど
実際にその現場、前線にいた方は
たくさんおられる。

それはもう言葉や体験談として
表すことができないほどのものだった
ことだろうと思う。

想像なんてできないくらいのものだろうし
行った方にしか分からないことが
たくさんあるだろう。

私の祖父も戦争に行き、終戦となり
帰還した1人。

私が生まれる前に亡くなったので
直接話を聞いたことはないけど
聞いても話してくれなかったかもしれない。

実際に病院で働いているときに
戦争を経験した人、
戦争の前線にいた方がたくさんおられ

何度も話を聞かせていただいたりした。
でも、話したくないくらい悲惨で地獄だと
言った方もいた。

そんな時があったのだ。

おそらく戦国時代や幕末もそうだと思うが
戦国時代や幕末はあまりに遠い時代なので
絵空事のように思うが

時代が近く、実際に戦争を経験した人達と
同じ時代で生きている今は
戦時中のことを知るたびに
本当に胸が抉られそうになり
いろんなことを考えさせられる。


ただ、そこで改めて気付くのは
今、この瞬間、この時代が

どれだけ幸せで恵まれていて豊かで
ありがたいことかということ。

平和が当たり前で、
日常ではふと忘れてしまうけど
改めてどれだけ幸せでありがたいことか
感謝と喜びが湧き上がる。


そして、歯が欠けたことを思い出した。

歯が欠けて落ち込むって
それで落ち込めるって幸せだなぁと
思った。

数えきれないくらいの豊かさと幸せと
ありがたさの上に成り立っているよなと。

今、自分がいるこの環境、この時代、
全てのことがどれほどありがたいか。

そんなことを思った。

何も考えず食べることができたことも
自分の歯があることも

たくさん感謝が溢れた。


そして、今日、歯医者さんに行ったら
すぐに治療してくれて、元に戻った。

最速で完全に完治したえーん

めちゃめちゃ嬉しくてありがたかった。

自分の歯が健康に頑丈でいてくれること
自分の歯で食べていること

自分の全ての体に、細胞に
より一層、感謝と愛おしさと喜びで
今日は一日幸せと感謝でいっぱいだ。

歯医者さんに行けることも
歯の一つで落ち込んだことも
ありがたいことだなぁと思った。

つい忘れてしまうけど
今ある喜びや幸せや豊かさを感じながら
大切に丁寧に日々過ごしていきたい。

そんなふうに思う午後。