別居が2002年の6月、離婚が2002年10月、なんやかんやと自分を励まして、すこーしずつ面会に前向きになれた、2003年5月頃のことです。
とんでもない事件が起こりました。
はっきりとは覚えていないけど、おそらくゴールデンウィークで、3~4泊夫のところに行ったのかな?
私が行政書士試験の勉強を始め、チビが保育園に通いだして間もないころでした。
面会中の元夫から電話があり、
「チビがケガしたよ」
なんだと???
なにをしたーーー!!!
事情を聞くとこれがまたとんでもない。
なんと、子ども向けでもなんでもない普通の自転車の荷台に子どもを乗せ、タイヤに足が巻き込まれたらしい。
病院は行って、特に骨に異常ないと言われたとのことで、少しほっとしましたが。
帰ってきた息子は、足首に包帯ぐるぐる巻き、だっこされて歩けない状態。
なにしてくれるねん。
元夫が病院連れて行ったとは言え、不安なので再度、こっちでも病院に連れて行き。
ズルムケになった足首からガーゼをはがす時にチビは大泣き。
なだめてすかして家に連れて帰り、「かわいそうに、痛かったやろ?」と私は言いました。
そこでチビが発したことばが。
「でもとうちゃん病院連れて行ってくれたで」
ニッコリ。
あのさぁ。
あんたケガさせられてるんやん。
「病院連れて行ってくれた」やないで、まじで。
と言いたい気持をこらえ、
「それは良かったね」
損だ、絶対同居親は損だ。
子どもの、この扱いの違い何?
あたしにはワガママ言うし、甘えもするし、ちょっと気にいらないと激怒されるし。
それなのに、たま~に一緒に遊ぶだけの父親はその扱いかよ。
でもね。。。
これが子どもの正直な気持なのよね。
多分、父ちゃんは「特別」で、父ちゃんと遊ぶ時間は「スペシャルな時間」。
そして、私のいる時間は「日常」。
どっちが得とかって話でも、本当はきっとないんだと思う。
そして、少なくともうちの場合は、私が「日常」担当、元夫が「特別」担当が、生活スタイルにも性格にも合ってたんでしょうね。
子が成長するにつれ、こんな「同居親は損だ!」と思うことも少しずつ減っていきました。
ちなみに、さすがの「怒らないエノモト」も、このケガ事件には抗議しようと思い、
「あのね、普通の自転車であんなに小さい子ども二人乗りはないよ」と言うと、
「二人乗りちゃうわ!三人乗りじゃ!」と言われ。
なんかもう、どーでもいい。