「特捜最前線」というテレビ番組をご存じでしょうか。
これは,1977年から1987年にかけてテレビ朝日系列で放映されていた刑事ドラマです。
近年は再放送もなく,視聴できる手段はかなり限定的です。
YouTubeの公式チャンネルで1話と2話だけが公開されており,初めてまともに見たのですが,これがなかなか面白くて,ついに「DVDセレクションボックス」の1巻を買ってしまいました。
このセレクションボックスは10巻まで出ています。
値はありますが,傑作ばかりが厳選されていて,1巻につき18話前後収録されているので,見ごたえは十分です。
また,最近では3話ずつ収録された「DVDコレクション」というDVD付ブックレットも販売されています。こちらは毎月1巻ずつリリースされ,現在も続刊中です。全話見るならこちらがよさそうです。
まだ視聴した話数は少ないですが,そんな「特捜最前線」の魅力を語ってみたいと思います。
昭和の世界観が満載の刑事ドラマ
今から40~50年も前のドラマですので,世界観はまさに昭和です。
強面だらけの刑事,怒声や鉄拳が飛び交う激しい取り調べ,どこでも喫煙,と,時代を感じさせます。
ハードボイルドという言葉がここまで合うドラマも珍しいかもしれません。
1970年代から80年代には,同系統の刑事ドラマがたくさん放映されていました。
「太陽にほえろ!」
「西部警察」
「Gメン」
「大都会」
「あぶない刑事」
枚挙にいとまがありません。
数ある刑事ドラマの中で,なぜ「特捜最前線」にはまったのか。
それを次の項で述べます。
豪華なキャスト
「特捜最前線」は,その豪華なキャストに魅力があります。
もちろん,他のドラマにも著名な俳優さんがたくさん出ているのですが,「特捜」は私が個人的に好きな俳優さんが多いのです。
初期メンバーは以下のとおりです。
神代警視正 … 二谷英明
船村刑事 … 大滝秀治
桜井刑事 … 藤岡弘
高杉刑事 … 西田敏行
吉野刑事 … 誠直也
津上刑事 … 荒木しげる
退職や殉職などで定期的に入れ替わりがあり,後年には以下のメンバーが加わります。
紅林刑事 … 横光克彦
橘刑事 … 本郷功次郎
滝刑事 … 桜木健一
叶刑事 … 夏夕介
高杉刑事 … 関谷ますみ
他にも主力キャラクターが何人かいます。
見ていただくとわかるとおり,特撮作品に出演していた俳優さんが多いのです。
とくに,仮面ライダー1号の藤岡さん,仮面ライダーストロンガーの荒木さん,アカレンジャーの誠さんは変身ヒーローの主役だったことで有名です。
特撮ファンの私からしたら,このキャストを見ただけで気分が高まります。
また,ゲストキャストにも特撮に縁がある人が多いです。
小林昭二さん
岸田森さん
中田博久さん
伴直弥さん
宮内洋さん
など,ヒーロー役や敵役でメインを張っていた人たちの名前がずらりと並びます。
まるで,特撮ファンへのご褒美のようなキャストです。
そんな特撮作品との繋がりの強さから,「特撮最前線」とあだ名されることもあります。
作品の独自性
「太陽にほえろ!」「西部警察」のような激しいアクションシーンが満載の「特捜最前線」ですが,こんな魅力もあります。
・各刑事が交代で主役を務める1話完結型
・事件解決と同時にエンディングを迎える淡白さ
1つ目は,まさにスーパー戦隊でよく見られる形式です。
複数の刑事のうちの1人が各話で主役を務めるのです。
スーパー戦隊と異なり,全員が揃うことに大きな意味はないため,話によっては欠場している刑事がいる話も少なくありません。
また,多くはないですが,スーパー戦隊のように劇的な殉職シーンもあります。
2つ目は,終わり方の淡白さが印象に残ります。
普通のドラマだと,事件が解決してからの後日譚が短く描かれたり,刑事たちが安堵した光景が描かれたりするものですが,基本的にそういった場面がなく,すぐにエンディングテーマとクレジットが流れ出すのです。
余韻を一切残さないその演出が,緊張感を高めていると言えます。
YouTubeで見たときには,編集の都合でラストがカットされたと思ったほどです。
ファン歴が浅いため,概説のような記事になってしまいましたが,今後いろいろな話を視聴する中で,印象に残ったものがあれば,個々に記事にしていきたいと思います。
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