大海に浮かぶ小舟のような為替への思い
福岡県北九州市で貿易会社を営むK子です。私共の会社は、設立以来、輸入貿易を主として行っています。海外から購入するため、海外送金が発生します。送金については以前、書いたことが ありましたが、送金手数料などよりも為替レートが一番気になることだと言えます。今は、ほとんどがドル建てでの送金となります。その場合、私共の口座から送金したいドル分の日本円が引き落としとなります。本日の基準となる為替レート(中値という)に、銀行が1円程度を乗せたレートで確定されます。1万ドルの送金として1ドル110.58円なら、上乗せが1円とすると、111.58円×10000=1,115,800円に送金手数料を加えた金額が、私共の口座から引かれるわけです。この為替レート輸入商社の場合、円が高ければ高いほど有利です。上の例だと、1ドルを110.58円出して買うんですね。でも、何年も前の円高時代には、1ドルを80円とか90円とかで買えたときもあったわけです。同じ1万ドルを送るとしても、1ドル80円なら、810,000円で良かったわけです。もう、すごい差があります。輸出企業の場合は、この逆になるわけで、(円が安いと、たくさん買ってもらえる)日本は輸出で利益を上げる大企業が多いので、円安になった方が景気が良くなると言われていますが、、、輸入を主にしているところは、円安が進むと、胃が痛くなり、毎日為替レートを眺めため息をつくことになります。どこの会社もそうですが、お客様に為替の転嫁はできるだけしたくないのです。だから、精一杯の努力を重ねて、それでも、、という時に、価格改定に踏み切る会社さんが多いです。私の感覚では、1ドル110円程度が一番、バランスのいい実際的なレートだと思っているのですが、まあ、こればっかりは、どこかの大国とか、どこかの大投資家とか、様々な要因によって動いて行くので、それを思うと、大海に浮かぶ小舟のような気持ちになります。小舟なら、小舟なりに、必死に大海原を渡って行こうではないか!と、思いを強くし、日々を過ごしているのです。