泡姫日記~風俗嬢の戯言~in Ameblo -20ページ目

抜きつ、溜めつつ。

久しぶりにオシゴトしたら、

乳首が痛みます、お母さん。


どうも、皆様おはようございます、躁ってるあたしです。



心の中に溜まってた、タールみたいにどろってた液体が

すっかりろ過されたかのように、

気持ちよくオシゴトしちゃいましたわ。

これも皆様のおかげと、感謝しております。


あたしの、無意味に図太いだけが取り柄の神経を

これでもかこれでもかとついてくる客が来ても、

ノミよりちっちゃい心臓えぐられよようとも、

失神(失禁でもいい)するほど掻き回されようとも、


『ふん、ネタにしちゃうんだから・・・』


って、軽くあしらうことが、出来ちゃうような気がしますわ。



『頑張らなくていいんだよ』

って言葉を頂きましたわ。



無理をし過ぎると、どっかにしわ寄せが来て、

それは、心であることが多くて、

出来れば、そうなる前に休んだり、どっかで発散したり

したいんだけれど。

あたしの場合、躁状態のまま突っ走っていたら、

気が付いたら落ちてる・・・ってことが多いから、

抜きつ、溜めつつ、ぼちぼちやっていきますわ。


なんですかね、この手紙口調は・・・。

読者がいるということを意識すると、

(この数日で、実感沸きました←おそっ)

こんな風になるんですかね。

天職ですか?

「このシゴト、君の天職だよね、きっと」

「セックス大好きだもん。天職だって思っちゃう」


なんて会話をしてしまいましたわ、この間。

ま、こんな質問をしてくるノータリンな客には、

こんな感じで、ノータリンで天然な姫を演じてればいいわけで、

何にも考えなくていい分、楽といえば楽なんだけれど。


「あたしは、男の精液を搾り出してあげることが天職なの」とか、

「あたしは、セックスで男を満足させるために生まれてきたのよ」とか、

「あたしは、天性の公衆便所」

なんてことを素で本気で思ってるとしたら、

それはそうとうな不思議ちゃんか、

前頭葉システム障害じゃあないか。



オシゴトの全てを割り切ってしまうがために

「天職なのよ、そう天職よ、あんたは公衆便所

と、あたしの脳みそに繰り返し繰り返し唱えることは、

あたしにはある。たまに。

っていうか、そうでもしなきゃ、とてもじゃないけど

やってられんのじゃ!って時が多々ある。


一体どうやったら、

あたしはしんどくならずにオシゴトが出来るのか

ということを考えて行き着いた答えは、やっぱこれ。

「アフォになりきる!」

これしかない。


というわけで、

あたしも今日からしばらくは、

ノータリンな感じで

「ソープ嬢は、あたしの天職!」

と言ってみることにした。




考えることを止めたら、

悩みも不安も恐怖も悲しみも

な~んもなくなって、気持ちよくなった。


アフォってスバラスゥイ!



アフォ万歳!

凹んでるけど月曜日には復活します。

久しぶりに完休の明日を、

他人と会話もしない、目も合わせない、

そんな一日にしようと決意する。


3つある携帯は全部電源から切って、

遮光カーテンは引きっぱなしで、

お腹が空いて思考が止まるまで、

物を腹に入れるというやっかいごとも放り出して。


そんな気分にさせるのは、

気持ちが凹んできてるときだと自分でも解かってて、これは

オシゴト中の躁状態の反動だと半分諦めている。


そんな風にすることで、落ち込み度合いが増すことも知ってるし、

何日も何週間もそんな風に過ごすほどに、あたしは暇じゃない。


どんな人間にだって、浮き沈みがあるということを、

もっと早くに知りたかった。

『朝日は眩しい』なんてバカバカしい言葉を

暗い夜を乗り切るために並べてみる。



かなり昔に買って全く見ていなかった 


タイトル: Sex and the city


をぼけっと見ながらあたしは思うのだ。


あぁ、あたしはこんな風に女の子同士で

男のことや、セックスのことや、

ファッションのことや、生き方についてだとかに、

わーわー、きゃーきゃー言いながら騒ぐことに、

没頭したことはなかったな。と。


女の子が楽しそうに話していることに対して、

あたしが全く関心がなく、しかも全然楽しめないということに

気が付いたのは、中学生くらいだったかもしれない。

それまでは、楽しいとかどうとかいう前に、

そんな輪の中にいることが自分を楽にするんであって、

『居心地の悪くない学校生活を送るという最低限の目的』

のためだけに、

上手に話を合わせる自分、上手く笑える自分というものを、

毎日毎日必死こいて作っていたような気がする。


年を重ねるごとに、いろんな人間がいることを知って、

自分がどんな人間なのかということも少しずつ解かり始めて

やっと、あたしらしくしていても不自由のない人間関係が

築けるもんなんだなと、

面白くない恋愛話にあくびを繰り返すあたしを

張り倒す友達が出来てから、知った。

風俗嬢の職業病(心編)。

オシゴトしてると、なんでこんなに心、病むんだろ。


まぁそりゃ、初めて顔合わす、どこの誰かも知らない♂と、

いきなりキスして、洗ってないちんちんしゃぶって(即尺)

あたしの中に入れちゃう(即ベッド)わけだから、

いくら、セックスに対しての価値観が

そんなに高尚なところにないあたしでも、

ある程度心にひずみが出来るのは、

当たり前といえば当たり前なんだけれど。


今まであたしは、

『あ”ーもう!あたしの心に入って来んなや!』

とか、

『カネ払っても求めんのは体だけにしてくれや!』

とか、

声高に叫んで来た。

つまり、人(客)のせいにしていた。

自分の心に虚勢を張ることに精一杯で、

『あたしはプロ』という言葉も、

自己愛の慰めを垂れ流しているだけだったということだ。


でも実際、そんなことよりももっと

あたしの心が荒んであっという間にゴミ箱のように

塵や埃でいっぱいになってゆくのは、

間違いなく、嘘をつくからだ。


本名聞かれて教えないのなんて、

風俗や水やってる子なら当たり前。

わざわざ嘘の名前言わなくたっていいわけだ。


なんでもないプレゼントもらって、

客が帰ったら、即行ゴミ箱にシュートしちゃうくせに、

ありえないくらい大げさに喜びを表現しちゃう。


腹の中じゃ「ふぇ?なんじゃこりゃ」と思ってるくせに、

「気持ちいい?」なんて聞かれて、

「うん。なんだかピッタリな感じだね、あたしたち」

なんて無邪気な顔して言っちゃったり。


「僕のこと思い出して一度でもオナニーしてくれた?」

って言われて、

実際は一秒だって思い出してもいないし、

それどころか、対戦直後のあたしの妄想では、

ぼっこぼこにに殴っちゃって腫れ上がった顔で、

薄笑い浮かべてるくらいなやつなのに、

「いやん図星。だって、上手いんだもん○○さん・・・」

なんて平気な面で言えちゃうのだ。


どんなちんちんでも『こいつは可愛い』と呪文を唱えて、

悲惨な勘違いしたやさしさで心ほじくられようと

いつも冷静沈着でいることを信条としてて、

騙し騙される振りを楽しんでるようで、

実際、あたしの心を病ませているのは、

嘘なんだということに、気が付いたあたしに、


『甘~い!そんなん甘いんじゃ!!』


と喝を入れるのはまた、あたし自身だったりするのだ。

こけしになりたい。

感情を喪失させてしまえば、

嫌なことなんて何ひとつなくなる。

感情のない人形になれば、

何があっても感情が揺れることはない。

風俗嬢のあたしは、

笑顔の仮面を張り付けて

平常心を守り抜く。


心許せる友の前でだけ、

大好きな恋人の前でだけ、

嬉しいことも

楽しいことも

悲しいことも

悔しいことも

切ないことも

恋しいことも

大爆発させればいいでしょ。



オシゴトしてる間だけ、

こけし

になりたいと思う、

今日この頃。