その為には下の写真のような四角形の図形を使います。そこに引き出しを整理するように、頭の中のアイディアを入れていくのです。全脳思考モデルでも使ったように、四角形には見るものに安心感を与え、ロジカルな印象を持たせるようです。

実際に使ってみて分かりましたが、四角形にアイディアを整理していく事で、頭の中の考えも整理され、ビジネスの全体像が見えてくるようになりました。自分は、4章でも取り上げた自然栽培野菜のビジネスで使ってみました。
Ⅰ:全体の把握
まずは、整理する頭の中を把握する作業です。ごちゃごちゃになっている頭の中の言葉を次々に書き出していきます。
これは「ブレインダンプ」と呼ばれる方法です。

Ⅱ:仲間探し
書き出した言葉を仲間分けします。共通点のある言葉を同じ色でチェックしていきます。

Ⅲ:横方向の仕切りを作る
Ⅱで分けたグループよりも大きなグループで、言葉を整理します。
四角形の中に大きなグループで分けたように言葉を入れていきます。分かりやすいようにグループには名前をつけます。
グループの数に決まりはなく、2つでも3つでも構いません。

Ⅳ:縦方向にも仕切りを作る
四角形の中を更に分かりやすくする為、縦方向にも仕切りを作ります。
横方向と同じように大きなグループを作るのですが、横方向とは相関性のないグループにしなければなりません。長方形のように、縦と横が直角で交わるようなグループにしなければ、空っぽのスペースや、分類できない言葉が出てきます。
合うグループがなかなか見付からなくても、試行錯誤する内に、本当の目的がはっきりしてきます。

こうしてはっきりした自然栽培野菜ビジネスの概要は以下の通りです。
栽培:肥料や農薬を使わない事で、植物の持つ本来の力を引き出す。農家や環境への被害も無い。土や種にも拘り、種は自家採取する。(流通されている種は、大企業によって遺伝子操作されていて、自然栽培には向かないものも多い)
販売:栽培された野菜はセットで定期購入されるので、安定したキャッシュフローが得られる上に、自然栽培に取り組む農家を援助しやすくなる。自然栽培野菜を使った加工食品も一緒に購入できる。加工食品には科学調味料や、薬品等の化学物質が使われていない。料理レシピ等を紹介する無料月刊誌もあり、自然栽培等に関する知識を深められる。
消費:購入する野菜のセットは量、お届けの頻度が選べるので、あらゆる世帯に対応できる。栄養学や医学に関するセミナーも開催しており、それらに囚われない新しく、自然な生き方ができるようになる。
四角形というシンプルな図形で、これだけ思考がすっきりと整理されるとは思いませんでした。頭の中も、部屋の中と同じ要領で整理できるのは目から鱗です。「部屋や玄関は心の状態を表す」、「成功する者のトイレはみな綺麗」とは聞いた事があります。今回の体験を経て、その言葉の重大さも体感しました。