成功者の告白4ー11 | 読書ブログ

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自分が読んだ本の感想や、見所を書いていきます。本の最初から最後の部分まで書いていくので、多少のネタバレはご容赦下さい。

時刻は12時を過ぎていた。人が少なくなったバーで、神崎は珍しく葉巻を吸い始めた。タクは神崎に何故そこまでマネジメントに詳しいのか聞いてみた。
神崎がマネジメントに詳しくなったきっかけを「成功者の告白」という本との出会いだった。この本は自分だけのものと思っていた神崎の人生が、他者にもよくある事だと記されていた。多くの起業家を追ってみても、それは明らかだった。
「もっと早くこの本と出会っていれば・・・」
神崎から、声にならない呻き声が聞こえる。実は、昨日は神崎の娘の命日だった。前妻と別れて間もない頃だった。神崎はうちひしがれて、死んだようになっていたらしい。
午前2時頃、神崎と別れ、タクは空をふと見上げた。満月が美しく輝いていたが、独立直後の時のような感動はなかった。
あの頃と何が違うのだろう?
そう思いタクは眠りについた。