~オートファジー~ | Eラーニングカフェぶろぐ

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今月3日、ノーベル医学・生理学賞の発表が行われ、細胞内でたんぱく質を分解し再利用する「オートファジー」の仕組みを解明した功績により、大隅良典・東京工業大栄誉教授の受賞が決定しました。

日本人のノーベル賞受賞は3年連続で25人目となり、医学・生理学賞の受賞は去年の大村智さんに続いて4人目となりました。

 

ところで、今回の受賞に至った『オートファジー』とはどのようなものなのでしょう。

様々な記事を読ませていただきましたが、素人目にはなかなか難しい内容でした(笑)

いわゆる、細胞が栄養不足などになると、細胞内に特殊な脂質の膜が現れ、不要なたんぱく質などを包み込み、その不要なたんぱく質を分解して、新たなアミノ酸を生成します。

そして、そのアミノ酸が、また新たなたんぱく質の合成として使われるという仕組みらしいですね。

「自分の細胞内で自ら分解を行う」ことから、「オートファジー(自食作用)」と呼ばれ、不要なたんぱく質を分解し、新たなたんぱく質合成のためのアミノ酸を生成することから、「細胞内リサイクル」などとも表現されているようです。

この「オートファジー」は、パーキンソン病やアルツハイマー病、脂肪肝や糖尿病など、多くの病気と関連があるとされており、今後の医療進歩にも大きく貢献するのではないかとされています。

我々が、これらの仕組みを利用した医療の恩恵が受けられるのは、まだまだ先になるのかもしれませんが、こういった医学の進歩が目に見えて進んでいくのは非常に嬉しいことですね。

 

当時、細胞の「合成」の仕組みを研究する研究者は多かったものの、「分解」の仕組みを研究するものは少なかったそうです。

しかし、「たんぱく質は合成されるのと同じだけ分解されており、体内でバランスが取れている。合成されることと同じくらい、分解は生物学的に大事な現象」と捉え、あまり手を付けられていなかった「分解」の分野を研究し続けたそうです。

そんな大隅さんは「若い人には、サイエンスは全てが成功するわけではないが、チャレンジすることが大切だと伝えたい」と語っています。

サイエンスの分野に限った事ではありませんが、こういった成功を収める方の陰には、必ずチャレンジというのは付き物なんですね。

 

本日4日は物理学賞の発表が行われ、5日に化学賞、7日に平和賞、10日に経済学賞の発表が行われます。(文学賞の発表は後日発表となります。)

今年も様々な日本人の候補者が上がっているようで、今後の受賞発表実に楽しみですね。

 

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masa