今月2日に行われた楽天イーグルス-ソフトバンクホークスの試合で、4番手投手として松坂大輔投手が、西武時代の06年10月7日のプレーオフ以来、3648日ぶりに1軍のマウンドに上がりました。
楽天の梨田監督の粋な計らいもあり、代打として、元西武の同僚・松井稼頭央選手が送られると、ひと際大きな歓声が上がりました。
しかし、結果は1球目に死球。
投球内容も散々で、1回を打者10人に対し、3安打2四球2死球で5失点。
日本・アメリカを熱狂させた姿は、今回のマウンドでは見せることが出来ませんでした。
横浜高校時代、150キロを超えるストレートや切れ味鋭いスライダーを武器に、「平成の怪物」として注目され、PL学園戦の延長17回の完投劇や、甲子園決勝の京都成章戦でのノーヒットノーランなど、数多くの記憶に残る試合を作りました。
西武ライオンズ入団後も、ストレートが155キロを記録するという鮮烈なデビューを果たし、16勝5敗で高卒新人初のベストナインや新人王を獲得するなど、まさに「平成の怪物」ぶりを見せ、多くの野球ファンを湧かせましたよね。
2007年には、メジャーリーグの名門ボストン・レッドソックスに入団。
移籍金は、6年で約60億円という超大型契約で話題となりました。
1年目に15勝、2年目には18勝をあげる大活躍をするわけですが、それ以降は怪我の影響が続き、2桁勝利はおろか、シーズン通しての出場も難しくなり、話題に上がることも少なくなりました。
しかし、そんな松坂ですが、2015年、3年12億円(実質4年16億円)という大型契約で、日本球界復帰をすることが決まりました。
話題性は抜群だったわけですが、1年目は故障続きで1軍に昇格することはありませんでした。
そして2年目の今年も、今回の登板が1軍初試合となったわけですね。
ソフトバンクホークスからしたら、なかなか高い買い物となったのではないでしょうか。
野球ファンとしては、また日本で見れた嬉しさと、全盛期とはまるで違う姿の悲しさとが入り混じる試合となりましたね。
松坂投手本人は、「しっかりと結果と内容を受け止めて、また(ファーム施設のある)筑後で頑張ります。来年に向けて、また1からつくりあげていく」と話しています。
来年こそは、全盛期とまではいかないにしても、ファンを喜ばせてくれる投球をする復活を期待したいですね。
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