~積み重なるストレス~ | Eラーニングカフェぶろぐ

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今月21日、近鉄奈良線河内小阪駅において、女性が線路内に立ち入り、駅を通過する神戸三宮行き快速急行にはねられ死亡する事故が起こりました。

この事故の影響でダイヤが乱れたのですが、河内小阪駅より奈良側の東花園駅で対応にあたっていた男性車掌が客と口論になり、制服上着と制帽を投げ捨てて、線路内に侵入するトラブルに発展したんですね。

この男性車掌に対し、所属会社の近鉄は、「お客様にご迷惑をおかけして大変申し訳ない。社内規定にのっとって、車掌の処分を検討する」と発表しました。

しかし今度は、この処分に対して、「鉄道職員に対する暴力や暴言が横行している」として、処分の白紙、事件の原因究明を求める署名運動が起こったんです。

 

今回の騒動は、鉄道職員の待遇を再確認する良い機会となったのかもしれません。

パニックを起こし、線路に飛び込むという行為自体は、決して許されることではなく、処分の対象になるのは当然のことですが、ダイヤの乱れなどの際に起こる、鉄道職員の立場というものは、同情を感じるものがあります。

あれだけの乗客が毎日のように利用している鉄道において、自殺や事故によるダイヤの乱れは、完全に防げるというものではありません。

しかし、起こってしまったものに対して、直接の原因ではない駅員がやり玉として挙げられ、多くの客から罵声を浴びせられていたら、精神的に追い詰められてもおかしくないですよね。

とはいえ、全ての乗客に対し「その人のせいじゃないんだから許してやりなよ」という理屈が通るわけでもなく、その場にいる客は、どうしても怒りの矛先を駅員に向けてしまうものです。

 

今回の一件は、クレーマーとは少し違うのかもしれませんが、どんな会社においても、当然起こりうる事象ですよね。

自分の責任でなくとも、その会社に所属している以上、矛先が自分に向くという可能性は十分に考えられます。

「意識を強く持て」「我慢しろ」と、口で言う事は簡単ですが、そのような精神論で収めるのではなく、具体的な対策を会社自身がとっていく必要があるのかもしれませんね。

 

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masa