今月15日、民進党の新代表に蓮舫元行政刷新相が選出されました。
小池新東京都知事同様、蓮舫氏は民主党時代を通じて、民進党初の女性の代表となりました。
現在、自民党一強とも呼ばれており、野党連合となってもなかなか太刀打ちできてない現状から、党勢の回復や、野党連合の今後の在り方などが争点となり、蓮舫代表代行、前原元外務大臣、玉木国会対策副委員長の3氏が党代表をかけて争ったわけですが、認知度やリーダー性を買われ、蓮舫氏が新代表として選ばれました。
現在の民進党には、多くの課題がのしかかっていますよね。
2012年の衆院解散で失敗して以降、野党第一党としての力は固辞するものの、自民党の粗探しをするのがやっとで、政権獲得の糸口は掴めないままでいます。
野党第一党としての力も凋落している中、蓮舫氏にかかる期待は大きいでしょうね。
しかし、その蓮舫氏も、つい先日「二重国籍問題」が浮上し、いわゆる『疑惑の人』となってしまいました。
「台湾国籍は抜いてある」と発言したものの、調査の結果、二重国籍であることがわかると、「手続きをどう踏んでいたのかよく知らなかった」と、意見が二転三転し、「嘘つき」というレッテルが貼られるまでとなってしまいました。
そして、その蓮舫氏が先日、党内人事を発表し、その人事案がまた、ひと悶着の原因となってしまいました。
民主党政権最後の首相となった野田佳彦氏が幹事長に指名されたんですね。
どうやら民進党内では、野田新幹事長を「民主党低迷の戦犯」という評価をしている党員が少なくなく、今回の起用は「シラケ人事」とも呼ばれているようです。
また、野田氏は、政権獲得時に「4年間は消費税を上げない」と宣言した後、首相時代に「消費税増税に命を懸ける」と言って、これまた意見を二転三転させた過去がある事から、「嘘つき」が並んだ人事と揶揄されているようです。
政治に、軋轢や潔白の無いことなどあり得ないと、半ば諦めているので、どのような人事をしようと勝手ですが、いずれにせよ不安な船出となったようですね。
政治に対する不信は、良い政治をしてこそ取り除けるものです。
政権を取り戻す事が出来るかどうかはこれからの事ですが、せめて現与党を脅かすような、国民に沿った取り組みを行ってほしいものですね。
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