終活フェスタ 2016 in 東京 = 学ぶ = | 相続こころの整理術

相続こころの整理術

相続について知りたいけれど、落としどころの決まっている業者の説明会が苦手、士業への相談も敷居が高いという方に向けて、相続人に寄り添いながら、人生の問題として相続問題に向かい合います。終活で日々の暮らしを大切に、自分らしく生きることを目指します。

更新が遅くなりましたが、最後に終活フェスタのイベント会場からのご報告です。デヴィ夫人を迎えて、パネルディスカッションが行われました。

       
             終活フェスタのチラシより


パネラーは、デヴィ夫人、終活カウンセラー協会・武藤代表理事、竹内優宏弁護士、僧侶・戸松善晴氏、僧侶・松田大空氏、そしてファシリテーターは大村正樹氏でした。


登壇後の最初の自己紹介では、皆さんひと言ずつだったのが、デヴィ夫人は10分以上話され、期待通りに始まりました。


講演中は撮影禁止ですが、これは開場直後のドア全開状態で、入場真っ最中に撮ったステージ方面の様子です。

       


会場に入った途端、ひと目でデヴィ夫人はどの席に座るか分かりました。1か所だけスポットライトで眩しいくらいです。一応ペンを持参し、メモを取りながら聴いたものの・・。

       

話題の材料となるパワポの資料よりも、お伝えすべきは夫人の若さ・そしてパワーの源。


私たちは、夫人が体を張ってバラエティ―番組に出演する姿を目にしますが、あれはまさに人生を楽しんでいる姿ですね。心身共に若くいられるのは、色々な事に興味を持って挑戦しているからだと学びました。


とにかく生きて「一世紀を見てみたい!」のだそうです。「味わってみたい」とも表現していました。だから寿命は105歳に決めているとか。(最終的にパネラーの勧めで108歳に変更になりましたが。)


その30年間に、まだまだやりたい事、叶えたい事が色々あるそうで、そういう話題の時は少女が夢を語るように楽しそうです。


健康維持のための食材
定期的な断食
15匹の犬と暮らす生活
犬と一緒に入るためのお墓の準備
娘さんへ譲るもの
国籍・選挙権
日本の相続税率の高さ

などなど、現在の生活や将来について、よどみなく話は続きます。


しかし途中で進行役の大村氏が、「実はデヴィ夫人は、開始10分前に“終活とは何か”を知ったんですよ。」という衝撃的なエピソードを紹介。ビックリです。(*_*;
(代表理事と以前お墓探しの番組で共演されたこともあったのですが・・。)


前もっての準備など要らないくらい、頭の回転の良さと自信があり、そして人生経験があり、何でも語れてしまうのですね。「終活」という言葉を使っても使わなくても、死生観を持ち、意識的に生きているのです。


印象に残ったのは、戦争での貧しさを知っていることはラッキーであると強調していたこと。そこから生まれた哲学がたくさんあったのだそうです。むしろ「貧しさを知らない人は可哀想。」と。


戦後生まれの私が言うのもなんですが、高度成長期に育った私たちよりも、どん底を味わったからこそ、前を向いた者は、ずっと大きな夢や目標を持つことが出来たでしょうし、今でも一つ一つの有難みを感じる度合いが違うのだと思います。


常に人の3倍努力した、と言い切る強さ。まだまだこれからも進み続けることでしょう。


代表理事は、夫人の心を知りたいと思い企画をした、と述べていましたが、貧しさ・辛さ・怒り・苦しさから這い上がる力、というあたりに夫人の心の核心がある様な印象を、私は持ちました。


外国の大統領夫人を経験するなんていう女性はそうはいません。いい時ばかりではなく、大統領失脚後の亡命といった人生経験の重たさ・厚み・・。


しかし壇上の夫人は、今とても軽やかに人生を謳歌している、といったオーラ全開でした。カナダで熊が鮭を食べるところを見たいという希望、ぜひ叶えて戴きたいと思います。後に続く私たちも、たった一度の人生ですから、好奇心を持って、見たい・知りたい・体験したいという思いを、実現していきたいものです。


ステージでは、普段触れる機会の少ないお二人の僧侶の方々のお話を聞くことも出来ました。陰の立役者だったのが進行役の大村氏。


これだけ個性豊かな、一度話を振ったら、どのくらい話すか分からない顔ぶれの中、うまく話をまとめ、そしてスムーズに次の話題へと移していく腕、さすがプロだと思いました。


後日、事務局から、今年の終活フェスタは3250名もの方々が来場して下さったという報告がありました。小雨の降る中でのスタートでしたが、本当に多くの方々に足を運んで戴けました。

       


そして最後まで終活フェスタのレポートをお読み戴いたブログ読者の方々にも、お礼を申し上げます。

       


私個人も新しい出会いがあったり、同期のメンバーたちと再会したり、十分に楽しむことのできた一日となりました。



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