『悪童日記』
劇場では二回目。
矢張り面白いですね。
一回目の、此処迄映像化しちゃうか!な衝撃が薄れた分、作品の骨格により肉迫出来た。
どんどんと社会生活で気付かず着せられているルールやモラル、偏見…正義なんて衣服を剥ぎ取られ、残った自分は何れだけのもんよ?と、あの双子の眼差しに射抜かれる快感。
スターリン政権下では“完全なる国家体制=パラダイスには犯罪は起こらない。例え起こったとしてもそれは資本主義の汚染である。”なのだ。
それ故、捜査は進まず、連続殺人犯は野放しにされた、と。
ソ連邦の国家保安省(MGB)のエリートとして活躍する主人公が、あるきっかけから踏み外して露わになって行く暗部、その手口がまたエゲツない。
まぁ、ね、でも、全然遠くないよ、今のこの国も。
そこかしこに『ブラック・レイン』?なオマージュがあったんだけど、考えたら製作はリドリー・スコットだったわ(笑)。


