TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30 HUGE DATA | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

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『CAROL』に関しては結構複雑な想いあって、年末に出た驚愕のデラックス・エディションも購入しましたが(あそこまでやるなら、いっそ書籍やアニメも付けてよ!)、矢張りあれをして彼らの最高傑作と言われてしまうと、ちょっと待ってよ!ってなる。

クオリティって側面で言えば確かに一番だろうし、その後のメディアミックスな展開、そして未だ進化/深化してく様には平伏すばかりですが、単体の音楽作品としては決して彼らを代表する音じゃないと思ってる。初心者には先ず勧めない。

買った当初(1990年)にはステレオの前に正座して、まるで映画みたいだ!と震えたものでしたが、全キャリアが俯瞰出来る今となっては、別の展開もあったのでは?な複雑な想いに駆られるのです。

前作『humansystem』であそこ迄の音世界構築したのだったら、このタイミングで目指すメディアミックスは、よりサイバーな未来感に溢れたものであるべきだった気がしてならない。
勿論そうなるとここ迄の成功には繋がらなかっただろうけど…


とか言うてる間に神戸ワールド記念ホール到着。

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初ポートライナーも堪能。

ポートアイランドみたいなとこ迄来て世間と隔絶されると、あぁ、ライヴに来てるんだなぁ~と実感するから酔い。 

昔のゼップ大阪もそうだったけど、ちょっと世間と隔絶した場所迄来るからこそ昂まってく物って大きい。
ワーハピでの夢の島もそうだよね。

しかし、ワールド記念ホール、こんな空間なのか!

この特有のスモーク炊いた様な空気感はライヴっぽくて酔い!

ライヴ前⬆︎⬇︎後

終わった…
泣いた。


正直、三ヶ月前も大阪でTM NETWORK 30th 1984~QUIT30観てるので迷ってたんだけど、もう、こんなん逃してたら一生悔い残ってたわ!

ってぐらいに最高!
泣いた!


三ヶ月前と同じく“TM NETWORK 30th 1984~ QUIT30”を掲げながらも、HUGE DATAは最早別物。
30年の重みと、矛盾なく同居する攻めの姿勢。
これが小室哲哉、これこそTM NETWORK!!! 


中盤に置かれた“CAROL組曲”が兎に角感動的で、ステージとモニターの映像と僕らの記憶とが綯い交ぜになるその構成には、何度も込み上げて来るものあった。 

当時キャロルを演じたパニーラ・ダルストランドさんの現在の姿や、その言葉が、あの当時からの27年間を一気に多層的で並列にホールを満たした!
そこに僕らそれぞれの記憶や想いがシンクロした瞬間、涙腺は崩壊… 

あの瞬間、『キャロル』はファンタジーの世界を越えた、それぞれの物語として確りと人生に組み込まれていた事を知り、“あぁ、僕は正しかったんだ”と、これまでの自分を抱きしめたくなった。 


とか、文字打ってたらまた込み上げて来たよ… 


でもさ、そんなに感動的に〆られた“CAROL”の後に、ヒーヒー言う迄に「Get Wild」をズタズタに解体して、恍惚とした表情浮かべる小室哲哉って図こそ、僕が彼を28年間追い続けている由縁なのである。


ここでの小室さん、もう在らぬ次元に突き抜けてた。
宛らシンセと言う巨神兵操るが如し狂気と正気を行ったり来たり。 

髪をブリーチして、前髪パッツンした小室さん、その佇まい、パフォーマンス。
終始『ファントム・オブ・パラダイス』のポール・ウィリアムズが頭過った。

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それと灰野さんもチラリ。 

昔TMNになった時、Tは隆でNは尚登でってなって、じゃあ、Mは?で、MAD小室と冗談めかして言い合ってましたが、今回の小室さんは、まさに!だった。 


「Get Wild」前の、「Over The Rainbow」フィーチャーした小室さんのソロが無茶苦茶音が分厚くって堪らんかった! 


「Gia Corm Fillippo Dia (Devil's Carnival)」のインストも無茶苦茶気持ち酔い!

ライティングも最高で、二階席から観てたら思わずその音の海に飛び込みたくなったゾッ!

 

兎に角ライティングが無茶苦茶綺麗なんだよね!
そしてモニターの使い方が斬新!彼らの様なショー仕立てのライヴの新たなるスタンダード打ち立てた気がする。


木根さんのソロ曲もますます冴えてたし、何より宇都宮さんがここ迄万全で挑める事になろうとは(涙)!


そうだ、このライヴ当日、終演して帰ったら丁度見られたMASTERTAPE「TM NETWORK“CAROL”の秘密を探る」番宣とか挟み込んで欲しかったよね!エンドロール最中に。