2015年1月 @ ミント神戸
1984-1994年のTM NETWORK~TMNのライヴ映像(未発表映像有)を、劇場のスクリーン・音響でなんて行くしかない!
と、テンションMAXで意気込んで臨んだものの…
うううーん…
これ、ディープなファンには物足りないし、入り口には不親切な作り。
誰向け!?
一応10年間の時間軸に沿って(若干飛ぶとこも有)、結成当初はライヴに否定的だった彼等が、どうシフトして、スタジアム級迄登り詰めたか?が追える。
小ちゃいライヴハウスから、徐々に規模が膨らむに連れ、機材が山積まれ、パフォーマンスも自信に満ち、そしてライヴの概念を変えるに至る流れは鳥肌。
特に宇都宮さんだよね。TMの歴史は彼の垢抜けっぷりの歩みでもある。
手探り状態の初期のパフォーマンスからの、独自のステップは見応えたっぷり。
木根さんは、初期から忙しないなぁ(笑)。
彼のヴォーカル曲も一曲フィーチャーされております。名曲!
小室さんはねぇー、初期からもう確信に満ちたパフォーマンスと、スタイリッシュな出で立ち。
1994年以降しか知らない世代には驚きかもしれない。
小室さん、ズルいなぁ~と思ったのが、初期TMのファンタジーやSFを基調とした世界観に沿ったあんな衣装(笑)でもバッチリ着こなしてるところ! 特に今観ると違和感バリバリどころか、失笑レベルの“FANKS CRY-MAX”の衣装ですら、小室さん難なく着こなしてる!
改めて初期のライヴ観てて思うのが、生のベースギターだった時代の音は足腰がモッサリしてて、音が訛ってるんだよね。そこがユニークで面白い。
あと初披露されたElectric Prophetは思いっきり元春でした!今迄気付かなかったなぁー
流石にTM最初の10年間のハイライトな“CAROL TOUR”にガッツリと時間割いておりますが、あれを部分的に持ってくるとチト残酷かと…
それなら、ピークなTMライヴを存分に焼き付けた“CAMP FANKS!! '89”を大きくフィーチャーした方が良かった気がする。
常にライヴのピークに持って来てた「Be Together」も“CAMP FANKS!! '89”の方を観たかった!大画面であの鍵盤乗りを!
あとは、やっぱ“Rhythm Red Tour”だよなぁ。
あの時期のTMNを偏愛してるのもあるのだけれど、それにしても大画面であれは痺れる。
凡ゆる意味で歪に音楽の時間軸が狂ってて、ステージ上にまさにユニット名が体現されていた瞬間だ。
“Rhythm Red Tour”って、それまでのTMのライヴの概念を覆したとは言うものの、実際は一般的なライヴになったって倒錯あるんだよな。
そもそも生演奏メイン・MC&アンコール有なのが有り難がられるTMってのが異常(笑)。
とは言っても、あのツアー、やっぱ通常レベルで考えても異常。
ロック史が彼等なりのネットワークで並行世界として表出。
モーグ&ハモンドとシンクラヴィアが、メタルのギタリストとセクシーな女性ダンサーが、矛盾なく同居していたり、ステージにロボット(ガルボア)までいたよなぁ。
行っとけば良かった!
だから、翌年の“EXPO Tour”には受験シーズンを掻い潜って参戦してみたんだけど、期待した程でもなく…
LD(!)の『World's End Ⅱ』を買って繰り返し見てたんだけど、当時驚いた高画質も流石に古いな…
80年代末~90年代初頭のエピックってeZに代表される様に映像にむっちゃ力入れてたけど、ライヴの撮影も凄く高画質だった。 でも、流石に四半世紀も経ると、スクリーンの大画面には対応出来ないよなぁ…
せめてCAROLの舞台はフィルム撮影しておくべきだったんじゃ?
そう言えば、CAROLの舞台に登場する例の映像ソフトはLDでしたね。
しかし、こんだけ今作の見所列挙してももどかしさは残る…
正直誰向け?なのよ。
30周年記念にしては余りに雑な作りで泣けてくる。
初心者取り込みたいんなら、楽曲やツアー、会場なんかの情報細目に入れてた方が良かっただろうし、合間にスタッフの証言とか挟んだりとかも面白いのに!
ディープな人向けにしては正直編集が粗い!昔のCAMP FANKS ’89辺りを楽しんでた身としては、もっと詰め込んで、スムーズに繋いでよ!と。
ラストのElectric Prophetの反則スレスレの編集は流石に泣く!んだけど、そこに至る迄に結構不満が溜まってしまったのは辛い。
一曲・一曲のパフォーマンスは素晴らしい。でも、それを唯順番に見せられるだけってのもなぁ…
折角映画・劇場公開にするんなら、それ相応の説得力見せてよ!
