海月姫 | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

海月姫
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2015年1月 @ 山陽座


正直映画としてはあれやこれや突っ込みどころ多いものの、“能年玲奈”と言う希代のアイドルのある時期、そして重要な側面をたっぷり焼き付けたって観点から、とても意義ある一本。
やっぱ、あのキラッキラの眼には抗えない!

 

例えば『電車男』や『モテキ』なんかも頭過ったんだけど、そもそもオタクである事に何の躊躇も衒いもない今、そこをどう機能させるのか?
最早シンデレラストーリーじゃ弱過ぎる。

今作はそんな時代の変化を押さえた上で、ルサンチマンとしての構図を解り易く配してる訳だけど、原作を意識し過ぎてか、幾分ステレオタイプ過ぎるパートと、監督の素か?なパートの、アンバランスな分裂がちと残念かなー。 


まぁ、でも、能年ちゃんは兎も角、同居する尼~ずを演じた四人の成り切りっぷりは想像を絶した!
知ってて観ててもホント、分んない!
あと、菅田将暉くんに助演女優賞を!いやぁ~別嬪やったわ! 


あの天水館の造型が素晴らしかっただけに、あの空間をもっともっと活かして欲しかった気もするよね。

最後のショーなんて、あれは革命なんだからさ、ありきたりじゃ映えないよ。 


川村監督の作品は、のだめぐらいしか見てないんだけど、あの劇場版にも感じた事だけど、やっぱドラマと映画では絶対的に違うリズムがあって、そこだよね、違和感。
今作が例えばドラマとしてTV放送されてたなら、もっと印象違う筈。 

ドレスを皆で作ってる時に、ふと、天水館に流れた時間の感覚…あれがもっと全編を支配していれば…