たからぶね/あばずれ | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

渡辺護 はじまりから、最後のおくりもの。” 

2014年12月 @ 神戸映画資料館


スポーンとスケジュールに綺麗に嵌ったので飛び込んだ!

まさに始まりと終わり。燃え滾り、燃え尽きぬ。 

面白かったな。そして、切ない…


ピンク映画五十周年記念作品

色道四十八手 たからぶね

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二組の夫婦の色道が、四十八手で思わぬ交差。
求めた宝船に乗れるか?乗れぬか?
主演の愛田奈々さんの初心さ/妖艶さ、その演技のギアチェンジに酔う。 

50周年の記念にこれってのが、何とも頼もしいし、そしてそれぞれのピンク映画へ掛ける嘗てへのリスペクトとこれからへの情熱…愛おしい。

何気にアフレコがエロい。


『あばずれ』

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渡辺護監督の幻のデビュー作。

これ勢いで観たけど、大正解!

“幻”は伊達でなく、フィルム消失で監督本人ですら長らく観る事が叶わなかったそうだ。
それを見つけてしまう神戸映画資料館も凄いけど、作品もまた燃え滾る映画への愛と熱でグツグツ。かっちょいー!

先ずこのタイトルのインパクト凄いんだけど、作品自体観ると何処(誰)を指しての“あばずれ”なんかなか?ってのが気になるところ。

現代にも充分通ずるテーマや物語なれど、復讐の執念へと至る“想い”の強さとその破壊力は今じゃ描けない。 

ゲストで来館されていた井川耕一郎監督と北岡稔美さん(『糸の切れた凧』のプロデューサー)の短いながらも濃厚なトークショーでの、渡辺護監督が生前語り続けていた“あばずれ”像と実像とのギャップが面白かったなぁ。そりゃ、長年聞いてた内容と違うんだもん、腰抜けるわ(苦笑)。

モノクロームの映像とジャズの鋭さが蒼白く燃える執念の滾りを捉える様は非常にかっちょいい。

60分のコンパクトさも冴え渡る。
当然、お勧めだ!