ルーパー | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

ルーパー
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2013年1月 @ 西宮OS

ほぉ。

何かが惜しい気もするが、アクションが程良く鈍臭いのが生々しくて良いし(下手にハリウッドなノリにならずに済んでる)、ぶっ飛び過ぎてないから置いてけぼりにもならない。

お行儀がもちと悪くても文句言われなかったのにね。

いや、面白いし、今劇場で観るべきよ。


『ルーパー』に関してはあの秀逸な予告が無茶苦茶そそる訳ですが、

観ると鮮やかに裏切られます。
こんなノリでないし、話もかなり多層的。
脚本はほんと素晴らしいと思うな。拓けば拓く程絡みとられる。


この監督の前作とか見てないけど、不思議な感触残るね。
アクションの撮り方とか下手なんだけど、確信犯的な臭いもするし。
時折ヘンテコにアートな画が入り込むし。
編集も奇妙なぶつ切りで…
でも総体的には整合性ある。終わってみると説得力あるんだよな。


説明的な描写や台詞が極端に少ないけど、難解なイメージもないしね。
これならいっそ“LOOPER”や“TK”の説明のナレーションも省略しても…


色んな近未来的なガジェット出てくるんだけど、それには目もくれてない様な使い方が好感持てた(笑)。
日常なんですよ。


時に豪快なパラドックスの描き方にはニンマリ。

あと、ブルース・ウィルスへの説得力持たせる為のオープニングのあの仕草とか(苦笑)。


サバサバとバッサリ切り捨てられる人物やエピソードの数々には漢気感じた。