あの扉を開く時だよね、あの躊躇いと恍惚の綯い交ぜ感。あそこが肝で、そこまでもってってくれりゃ、後は共にどっぷり入り込める。
終盤倒錯の境目が曖昧模糊になってしまう程だったのは凄い。
今ならではの青春譚としての疾走感と、そこから浮き上がる物…
中村ゆり演じるお姉ちゃんの優しさが時に痛い。泣かせる…
ベンガルさん演じる父親の言葉には泣く!
中々ね、あんな風にはいかないものですが、描いてくれたのは素直に嬉しい。
自分探しとか言うと、陳腐かもしれないけれど、こんな関係性が希薄な世の中、示し合わせの“せーの”でしか身動き取れない時代に生きる、閉鎖感や空虚感を突き破る物って何なんだろ?
とか、そんな事も頭過った。
一億総マイノリティー化。
