猿の惑星 新世紀 | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城


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2014年10月 @ ミント神戸

面白かったー!
あの予告はミスリードで、単純なエイプ vs 人間な構図などではない。
絶望と諦念で生気失う人間と比べて、エイプ達のあのその先の希望と野望が渦巻く活き活きとした躍動と表情が印象的。 


『猿の惑星 新世紀』は、エピソード0物の概念を覆す大傑作であった創世記のバトンをどう受け取るのか(監督交代劇もあり)?な大命題と、ガチンコで取っ組み合ったこれまた大傑作であった。
もう表情豊かなエイプ達の魅力に惚れ惚れ! 


今作の成功の大きな要因は矢張りエイプ達のあの驚異の身体表現、そして豊かな表情であろう。
そんな事迄描ける様になったのか!?が、もうないのである。ある意味役者陣より人間臭い。 


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オリジナルの猿の惑星の原作が、戦時中日本軍の捕虜になった仏国人の経験が元になっている(らしい)のは有名ですが、新シリーズではCGでクリエイトされるキャラに脅かされる生身の役者陣の恐怖がベースにあるかの様だ。 


“ヒトの演技が終わろうとしている” 


シーザーのカリスマ性、ブルーアイズとの親子愛、そしてコバの苛立ち…
皆、表情が切な過ぎて…

特にコバは悪役ではあるものの、その行動原理には同情するしかない。 


コバが戦車奪って…の画が素晴らしい。
あそこのカメラワークは、最早そこに“人間並みの知性溢れるエイプ”が存在しているからこそ成立している。
驚異。 


森から街出ての画が素晴らしいなぁ。
煙上げる市街地の遠景。
嘗ての日常が点在する廃墟。
地下道や高い塔を使ったアクション。

疲れ切った群像…

気分はもう戦争映画。 

さて、いよいよ…