アレクセイ・ゲルマン | Electronic Dolphin Eats Noise

Electronic Dolphin Eats Noise

空論上の九龍城

ロシア・ソヴィエト映画
2014年2月 @ 神戸映画資料館

アレクセイ・ゲルマンの映画なんて初めて観てるんだけど、余りに狂ってて気が気でない。

アレクセイ・ゲルマン特集 @ 神戸映画資料館。
不条理、無秩序、混沌…
細部のインパクトと、総体での静寂が、明らかに別次元で、でも何食わぬ顔で共存する未知なる恐怖。
順を追って観れば、深淵へと沈み逝く音が響く。

まさに今日の為!?な雪深い線路を進む列車。
下手したら人死ぬぞ!な、あの爆撃。
スクリーンとカメラの繊細な関係性を破壊するカメラ目線。
神経を心地好く逆撫でる音へのフェティッシュ感。
秩序なく、主体呑み込む背景… 


『道中の点検』から『戦争のない20日間』、そして『わが友イワン・ラプシン』。
繰り返される同じモティーフが、作品重ねる毎、取り返しの付かない深みと凄み帯びて行くのが堪らん。
この先で『フルスタリョフ、車を!』は…


ソロとしての初作『道中の点検』は、何よりオープニングのエピソードが何とも云えぬ余韻残す。

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モノローグは彼の作品を紐解くに重要なアイテムだ。

『戦争のない20日間』はオープニングタイトルのバックの雪深い線路を行く列車の画が美し過ぎて溜息出る。

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列車も彼の作品を紐解く重要アイテム。 

『わが友イワン・ラプシン』は、もう後半の逮捕劇がヤバ過ぎる。

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あの禍々しい霧深さの中、悪魔が表出する瞬間の恐怖!
フィルムに溶け行く字幕や、劣化のキズすら呪われている。