と言う訳で、ビートニク映画祭 @ KAVC。
怒涛の六本立てでした!
こんなハードでも、やってケルアックね!
オープニングの駅から街へと出て行く辺り迄の映像が非常に幻惑的で、特に街出てのハードに色をトバした画とかゾクゾクするんだけど、サナトリウム入ってからは割にスピリチュアル系になっちゃって残念。
あっ、でもあのスケートのシーンはナイス。
あと動くムーンドッグに感動!
二作目『シッダールタ』は『チャパクア』のコンラッド・ルークス監督の1972年の二作目(にして最終作)。
原作はヘルマン・ヘッセで、何でもビートニク世代のバイブルだったとか。撮影はベルイマン作品で知られるスヴェン・ニクヴィスト。
1972年のヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞も納得の、圧倒的な説得力に充ちた一代大河ロマン。
やっぱ撮影が美しいし、西洋経由東洋思想な内容も過剰な幻想なくって安心して観られた。
三作目『キャンディ・マウンテン』は、『チャパクア』も撮影した写真家ロバート・フランクと作家ルディ・ワーリッツァーの共同監督作品。
ジャームッシュにも影響与えたってのも成る程の、ユルユルのロック×ロードムービー。これはオモロい!
相も変わらずなトム・ウェイツ(弾き語りあり!)のヤッピー振りも最高なんだけど、Dr.ジョンやジョー・ストラマー、アート・リンゼイなんかも出てます!
そもそも伝説のギター職人訪ねて何千里…な設定・展開からして緩過ぎなんだけど、これが中々どおしてワクワクして追えちゃう!
幕切りの侘しさもまた酔い。
トム・ウェイツ出演のシーンで天井からのマイク一瞬映らなかった?
あの謎の日本人女性のキャラ造形が中々秀逸で笑えない。Kazuko Oshimaさん、気になります。
四作目は『ドント・ルック・バック』。
1964年のイギリスツアーなんで、丁度50年前のボブ・ディランですよ(公開は1967年)!先ず何より若い!そしてかっちょいー!
キャーキャー青い歓声上がるのも納得だ。
またディランの吐く言葉、何気ない仕草もクールなんだ。
しかし、余りにクレバー過ぎる感性は、ややこしいファンや、面倒臭いジャーナリズム引き寄せてしまうって構造はいつの世も同んなじ(苦笑)。
同じ素材を使っても此処迄深み変わるか!な一本。
哲学的な語り口で、スウィンギング・ロンドンのその背景を炙り出す。
は、しかし、何だ、1985年に撮られてるのか。
何で今このタイミングで公開なの???
ケルアックの生涯もまた壮絶なんですが、『路上にて』が何も偶然の産物ではない事がらしくない程感動的。
しかし、あれだけ皆に愛されてたのにねぇ…
人生とはわからないものです。
今作、観てて面白いのは、インタヴューされている作家さん達の語り口。
やっぱ作家さんは記憶の仕舞い方もまた豊潤で、その語りも文学的だ。
と言う訳でビートニク映画祭 @ KAVC、全六本。
考えたら全部観た事なかった訳で、それもまた珍しい経験だったなぁ。
楽しかった!
そんでもって、ギンズバーグ、出過ぎ(笑)!





