えっ!?立ち見???ってぐらい盛況した本日。
今作ってそこまで人気あったっけ?
ガエル効果?ゲバラ効果?
でも、やっぱ、文句なしの傑作ロードムービーだ。
当時レンタルで見ましたけど、もっと無邪気な青春映画な記憶だったんだけど、改めてスクリーンで観ると、いやいや、一筋縄でいかぬ、結構ヘヴィーに胸に突き刺さる痛みあるな。
大人になる、世界を知る。
『モーターサイクル・ダイアリーズ』、前半の珍道中も楽しくって好きなんだけど、やっぱ、舟に乗ってからの展開だよね。
ズブズブと引き返せぬ世界へとボクらは漕ぎ出すのだ。
あの、夕闇に呑まれ、幻想的に灯り点いて進む舟の撮影は鳥肌モノ。
撮影がまぁ、素晴らしいよね。
ロケーション大変だっただろうけど。
川挟んでの療養所着いてからのカメラの空気、湿度、温度…
療養所離れる朝靄の撮影もヤバい!
そして、やっぱガエルくんだよなぁー
この当時、実は大好きで…
『アモーレス・ペロス』『天国の口、終りの楽園。』『バッド・エデュケーション』etc.
実際今作の頃には世界的アイドル的人気獲得してた訳ですが、本人は茨の道を選び続けている。
ガエルくん、今に至る茨の道へと踏み込む契機になったのが今作だったのでは?
療養所での彼の表情、患者達と接している様なんて、ドキュメント観ているみたいで、どんどん精悍な大人な顔になって行くんだよね。
その辺りはやっぱドキュメントで鳴らしたウォルター・サレス監督の狙いなんだろうね。
そして見事成功している。
ラスト、深い眼差しで飛行機を見つめるのは、アルベルト・グラナード本人である。


