モーターサイクルダイアリーズ | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

梅田ガーデンシネマメモリアル

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『モーターサイクルダイアリーズ』
2014年8月 @ 京都シネマ


えっ!?立ち見???ってぐらい盛況した本日。
今作ってそこまで人気あったっけ?
ガエル効果?ゲバラ効果?
でも、やっぱ、文句なしの傑作ロードムービーだ。 


当時レンタルで見ましたけど、もっと無邪気な青春映画な記憶だったんだけど、改めてスクリーンで観ると、いやいや、一筋縄でいかぬ、結構ヘヴィーに胸に突き刺さる痛みあるな。
大人になる、世界を知る。

 

今作を当時見たのはゲバラへの思い入れなんかではなく、『セントラル・ステーション』の確かな手応えにウォルター・サレス監督の次の一手を知りたかったのが先ず大きかった。 

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『モーターサイクル・ダイアリーズ』、前半の珍道中も楽しくって好きなんだけど、やっぱ、舟に乗ってからの展開だよね。
ズブズブと引き返せぬ世界へとボクらは漕ぎ出すのだ。
あの、夕闇に呑まれ、幻想的に灯り点いて進む舟の撮影は鳥肌モノ。

撮影がまぁ、素晴らしいよね。

ロケーション大変だっただろうけど。
川挟んでの療養所着いてからのカメラの空気、湿度、温度…
療養所離れる朝靄の撮影もヤバい! 


そして、やっぱガエルくんだよなぁー
この当時、実は大好きで…
『アモーレス・ペロス』『天国の口、終りの楽園。』『バッド・エデュケーション』etc.
実際今作の頃には世界的アイドル的人気獲得してた訳ですが、本人は茨の道を選び続けている。 

ガエルくん、今に至る茨の道へと踏み込む契機になったのが今作だったのでは?
療養所での彼の表情、患者達と接している様なんて、ドキュメント観ているみたいで、どんどん精悍な大人な顔になって行くんだよね。 

その辺りはやっぱドキュメントで鳴らしたウォルター・サレス監督の狙いなんだろうね。
そして見事成功している。 


ラスト、深い眼差しで飛行機を見つめるのは、アルベルト・グラナード本人である。