年末資料館でポスター見掛けて以来ワクワクしてた思いも無事成就。
想像してたスタイリッシュでオフビート!な期待にも応えつつ、そこに留まらぬ映画愛がゴロり。
あの淀川長治も絶賛したと言う、余りに瑞々しい感性と巧みな人物描写が噛み合った完成度高い一本。
当然ゴダールの『はなればなれに』が過る訳ですが、唯の無邪気な引用には陥らず。無骨さが好い。
兄弟の、親子の、(元)夫婦の、恋人の、それぞれの抱えるドロリとした澱みを、ある種の哲学的な間と動物的な躍動で以って“映画”へと昇華して行く様は中々に感動的。
これは是非『シンプルメン』と続けて観て欲しい!
両作で繰り返される様々なモティーフの変わらなさ/成熟に当時のハル監督の強さと勢いを感じ取れる。
整備工→ガソリンスタンドコンビ最高!
随分低予算みたいだし、舞台も物語も監督の身の丈届く範囲な感じなのに、先ず撮影が美しいし、日常がこんなにも映画になるものか!?な驚きがある。
そして何より面白い!クールさに溺れてない。
“初作に作家の全てが在る”的な物言いはハル監督も例外でなく…と言いたいとこだけど、そっか、私、今迄『フラート』と『ブック・オブ・ライフ』しか見てないや。
なんだけど、劇中に“トラスト・ミー”って台詞や、“Meanwhile”って言葉出てきたよ!
残念なのはここで忘れ得ぬ存在感放つエイドリアン・シェリーが2006年に殺人事件に巻き込まれて他界なんて顛末を迎えてしまった事…
ハル監督の二作目『トラスト・ミー』での彼女も観たいな!
『アンビリーバブル・トゥルース』、当時日本では劇場未公開のVHSのみでのリリース、こんなタイトル、こんなパッケージでした。
これで、あの内容だと確かに違和感あるか…このジャケットも当時のインディーズロックっぽい。タイトルの文字なんかも。
劇中でもマイブラ流れてたけど、考えたら撮られてるのはアメリカな訳で、当時どんな風に(リリースから数年経ってるし)捉えられてたのか?ってのも気になりますね。
『はなしかわって』
ハル・ハートリー監督の最新作(と言っても2011年作)。
60分の短さが活きている、まるでTwitterの様な“お散歩”Movie。
良い!
是非彼を主人公に連作にして欲しい。
そして嘗てハートリーに填まってた方々には是非観て戴きたい!
健在なのは大前提。今のムードとテンポで以って時代を散歩する様には瑞々しく胸が脈打つ筈だ。
二階堂美穂も(まだ)いる。
2011年当時の現実ともリンクしてて、実生活でのパートナーでもあった二階堂美穂さんが本人として出てるし、ハートリーの事務所なんかも出てくる。
そのハートリーの事務所には、今回ラインナップに並ばなかった監督長編二作目『トラスト・ミー』のポスターが貼ってたな。
今回東京の上映では随分盛況みたいなんで、第二弾では是非『トラスト・ミー』も上映して欲しい。
そして、2000年代の日本未公開作も!









