バルタ&ひなぎく | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

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2014年6月 @ KAVC

イジー・バルタ傑作選
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は、チェコアニメ界を代表する作家バルタの80年代作品群から選りすぐりの4本の短編がラインナップ。
驚く事にそれぞれ、手法もテーマも同じ作家と思えぬ程にバラバラなのだ。
満腹!

『手袋の失われた世界』(1982年/17分)
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発掘されたフィルムに映された驚くべき“手袋人”ムービーの数々を、発見者と共に堪能する未知なる娯楽大作。
様々な映画の引用に溢れながらも、艶かしいロマンスも、スペクタルなアクションも、スリリングな恐怖も、オリジナルを凌駕する程!傑作!

『笛吹き男』(1985年/53分)
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「ハーメルンの笛吹き男」をベースに、飽食と虚飾に肥えた現代を痛烈に批判した寓話。
街の、人の歪な遠近感持った造形。鈍い金属的な質感、効果音。陰影を巧みに駆使したカメラワーク。そして鼠のインパクト。
余りに恐ろしく、そして哀しい名作。

『最後の盗み』(1987年/21分)
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5万枚にも及ぶ実写のフィルムに直接彩色してるってマジか!?
ある屋敷に侵入した泥棒が、その屋敷の住人達に何故か歓迎される。そして辿る快楽と幻想と恐怖。


『見捨てられたクラブ』(1989年/25分)
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マネキン達が古い物置で繰り広げる奇妙な日常。そこに新たなるマネキン達が訪れる。彼らが持ち込んだのは西洋社会のイデオロギーだった!?
1989年に撮られるべくして撮られた様な作品とも言えるか。


こんな4作品観ちゃったら、最早アートアニメだなんて言葉がどれ程無効か?よく解る。
真っ当なエンターティメント作品だし、バルタにとってはアニメーションはあくまで手法であろうし、そこに溺れてはいないのだ。


そして一年振りの…

『ひなぎく』!!!
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去年のKAVCでの上映は

ロシュフォールの恋人たち/ひなぎく

だなんて組み合わせでしたが、

今回はイジー・バルタとのチェコ繋がり。

自ずとその政治的・歴史的背景に想いは及ぶものの、相変わらずの無法っぷりにやっぱり終始ニマニマ。

これをフィルムで観れる悦び!
そして50年処じゃ全然追い付けないイマジネーションのスピードに置いてけぼり喰らう快楽!

に、理解しようなんて邪推は吹っ飛んだ!!!


ありがとう!
ヴェラ・ヒティロヴァ監督!

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