シアター1は笑い声と(ロマンチックな)溜息に充ちていた。
はぁ~、ラストシーンに涙腺チビったよ。
無邪気な背伸びを支えたのは燃え上がるトキメキ。
オードリー!オードリー!オードリー!
オードリーのキュートさに撃たれっぱなしな訳で…
あの、そう、コンサートホールで彼を見つけてしまった時の眼が落っこちちゃうんじゃないのか!?な見開き様からの表情のみでの演技の流れには、こちらまで心臓バクバク!!!
しかし、実は『昼下がりの情事』って全くの初見だったのですが、こんなにも笑えて、こんなにもロマンチックだったのですね!
度肝抜かれました。
ある意味、怪作でしょう。
参った。
あの物言わぬカルテットが素晴らしいアクセントとして効いていて、ゲイリー・クーパー演じるフラナガンさんとのやりとりにはかなりの大きな声で笑っちゃった。
いや、私だけでなく、お客さん皆で。
素晴らしい至福のシェア。
コメディ映画としても相当上等でしょう。
しかも現役な笑い。
やっぱ、“父親で探偵”って視座が巧いんだよな。
あれが私ら観客と絶妙にシンクロして、相乗する笑い。
“こんにちは”と“さようなら”の合間に“愛して、逃げろ!”なんて息巻き駆け引き上手気取ってみても、逃れられないんだから。
明日(翌日はバレンタインデーだった!)観るには最適なんじゃないでしょうか?
老若男女、たっぷりの甘さと、ほんのりの苦さを味わいにちょこっと寄ってみて下さいな。
あんなに無邪気に好きだった『アメリ』が、何だか不覚にも深く刺さって言葉が出ない…
あれからもう干支が一回りしてるのに、こんなに刺さるって…何やってたんだろ…
もうシアター1が甘美なロマンスと無邪気なスリルで満ち充ちてた!
あの当時の熱狂を憶えてる世代には一瞬でこの12年は溶解し、知らない世代がスクリーンにかぶりつく様はアメリ本人に是非見せてやりたい程。
オープニングからエンディングまで息つく間もない至福。
カメラも忙しないんだけど、全然しんどくないのは編集と、あとあの色だな。
確かジュネは、日頃から小ネタを色々メモってて、それをごっそり投入したとか言ってなかったっけ?
一個一個のエピソードでも短編30本は撮れるぞ!
しかし、あの電話BOXのシーンはヤバイね、一回目の落涙…
ジュネ、実はアメリ幼少時代のフッテージで短編一本撮ってる、って噂はない???
実はあそこ、猛烈に好き!!!
もうね、どこを切り取っても小一時間熱~く語れるわ。
満たされた時は、誰かとシェアしたいじゃない?
それこそアメリみたく。
あの盲目の人と歩く処とかさ、マジか!?ってぐらいに此方も満たされる。
アメリの気持ちがダイレクトに映画のトーンとシンクロすんだよね!
『アメリ』の何が一番刺さるかって言ったら、ラストに一瞬見せるあの表情だよね。あの意味をまだ掴めないでいる…
ところで、あのですね、管理人さんへと届けられた手紙、を読む旦那さんの声。その声自体も継ぎ接ぎされてません?気のせい???
そして、やっぱり黄色い映画は好み1.25割増し。
オマケ。
『つぐない』
2013年7月、塚口サンサン劇場で鑑賞した時の感想呟き纏め。
『つぐない』が、これがまたおもろいんでビビった!
この監督、『ハンナ』しか見てなかったんだけど、あれが面白くって、他は?あれ?突然変異!?とか思ってて警戒してたとこあった(一回纏めてレンタルしつつ見ずに返した事も…)。
しかし、これ観て繋がったよ!
ジョー・ライト監督って、ジャンル映画に身を投じた振りしつつ、実は内部爆破を狙う確信犯なんではないのだろうか?
まだ二本しか見てないから保留にしつつも、あながち遠からずでは。
前半の森やお屋敷のあの光…
でも一際煌めくキーラ。
そして絶望的な戦場での光景。
にも決して挫けぬマカヴォイ。
あの、図書館での逢瀬の刹那…
抑圧されてたベクトルの突き抜けっぷり…
あれだけを支えに離れ離れにも越えれる愛。
だなんて!
後のハンナであり、ラブリーボーンでもある、妹役のシアーシャ・ローナンも素晴らしいね。
あの歳で、あの表情出来るって。
彼女の想いも胸に迫る…
そしてフィルム上映が映える!!!
こうなると『プライドと偏見』も観たかったなぁ…
