新宿泥棒日記 | Electronic Dolphin Eats Noise

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空論上の九龍城

2013年のシネ・ヌーヴォでの上映時の感想。



10代~20代前半の若い子たちには大島渚監督作品『新宿泥棒日記』を是非観て貰いたいな!
理由は只一つ、かっこえぇーから!!!
クールジャパンなんて軽ーく笑い飛ぶ!!!!!
映画や演劇やってる子は勿論、絵画や文学、音楽なんかやってる若い子も観た方が良いよ、盗むもん一杯!

60年代末の新宿の熱気がまんまフィルムに焼き付いたかの様な生々しさ!
スクリーンから漏れる体液の濃さ。溢れる言葉の色気。
モノクロームの鮮やかさよ!!!
時折不意に襲い来るパートカラーがまた憎たらしい程に効果的で、横山リエさんの美しさに悶絶。
そしてあの夜明けの新宿のクールな蒼さ!失神必須。
狙いなのかどうなのか、微妙ではあるもののカラーパートでのピントの合わなさがまた一々かっちょいー!!!

新宿、紀伊國屋、万引き、佐藤慶、SEX、状況劇場、横尾忠則、大島渚…
『新宿泥棒日記』予告動画
サンプリング感覚完全先取りな編集のグルーヴから、軋み弾かれ溢れ出す熱に呑まれる。
あの画と音の齟齬に拠り解放される思想と、それでも尚引き摺り堕とされる身体。



余談1.『新宿泥棒日記』と併せて慄きたい逸品。
この頃の横尾さんの無敵っぷり。

余談2.後半の紀伊國屋のシーンで富岡多恵子さん出て来たり、吉本隆明さん出て来たりと、後の教授(坂本龍一)とのシンクロあったね。
当時の新宿は教授の主戦場だったんだよな。
確か紀伊國屋で万引きして補導されたとか(まんまやな)。