- 昨年末起こった“自炊行為”を廻る作家達の一悶着。愚かしい争いな気もするけれど、この愚かしさにこそ文化の面白みながある気もする。
コピー文化に沸きに沸いた20世紀を経ての今、ソフト・パッケージ化を最早前提としない鼻っからデータとして作られる作品のオリジナルとそのコピーとの線引きは益々曖昧である。
個人的にはパッケージングまで含めて作品を楽しみたい嗜好なので、そりゃー自炊行為には抵抗もある。例えば手持ちのCDをiPodに詰め込んではいるものの矢張りCD自体は処分せずに愛でているし、VHSとかもデータ化して行ったとしてもオリジナルのパッケージは置いときたいなー
でも、でも、でも、例えば大量な本やCDやVHSやDVDやレコードetc.の山を見る度にこれを一生抱え続けれるのか?と言えば殆どの趣味人にはNo!だろう。
データ化の利点はやっぱりデカい。
著作権等の問題は当然議論すべきだけれど、作家が買ったファンに対してそれを個人の趣味の範囲でどう扱おうが口を出すべきではないと思うな。
昨年も色々と書物を買ったけれど、2011年を象徴する一冊だなーと思えたのがこれ。
アライバル/ショーン・タン
言葉の無い絵本。として話題になった本書。
この圧倒的な画力とイマジネーションで描かれるのは新たなる世界へと旅立つ誰もが感じ得る“不安と希望”である。
本書の前ではどれだけ言葉が不自由であるのかを痛感する。 - まだ購入したばっかで読み切ってないけれど、これで一昨年心囚われたあの書店にまた再訪出来る!
昨今の(女子)古書店ブームの渦の中心でありつつも、そこに綴られる想いの温もりと強さに足はいつまでも止められてしまうのです。
映画のDVDはまだかな?
続・森崎書店の日々 (小学館文庫)/八木沢 里志
石田ゆり子 京の手習いはじめ/石田 ゆり子
2011年異様に嵌ったゆり子嬢のこんな書籍も手に入れました(刊行は2008年)。もうね、写真見てるだけで癒される(笑)。のに、舞台は京都で、彼女の言葉で綴られるのはそこでの手習い事の数々。墓場まで持って行きます
あ~、こんなんも買った(苦笑)。- モテ記 ~映画『モテキ』監督日記~/大根 仁

あの怪物がどう生まれたのか!?の詳細なレポであり、そしてあの完成版から漏れてしまったアイデアの数々に悶えれる副読本でもある。
『ハチミツとクローバー』『3月のライオン』の羽海野チカさんの初の短編集。
甘い!と言う事なかれ。彼女のあの柔らかい筆致の皮一枚下に流れるドロリとした熱い物をより感じれるのは、こんな剥き出しの短編の方かも?- スピカ ~羽海野チカ初期短編集~ (花とゆめCOMICSスペシャル)/羽海野チカ

- 岡崎京子未刊作品集 森 (フィールコミックス) (Feelコミックス)/岡崎 京子

こちらは今もひっそりと刊行・復刻・再発が続き新たなファン層を広げる岡崎京子さんの未刊作品集。
あの『リバーズ・エッジ』『へルタースケルター』『うたかたの日々』なんて境地のその先に彼女はどんな景色を見ていたのか???
その答えの片鱗がここにある。
さて、話題の『へルタースケルター』実写化、どうなる!?
これほど次巻が待ち遠しい作品もない。それはまるで本作の恋模様だ。
海街diaryの4巻『帰れないふたり』。
登場人物と同じ空気・匂い・音を共有しているかの様なリアリティ。下手な観光案内よかこっちの方が効果的だぞ。- 海街diary 4 (flowers コミックス)/吉田 秋生

- 女子攻兵 1 (BUNCH COMICS)/松本 次郎

このタイトルの脱力系の駄洒落に負けずとも劣らないノリも入り口だけで、中はもうグッチャグチャの狂気である。素晴らしい・・・
遂に刊行が始まった完全版。
この時を長年待っていた。遂に読めるのだ!!!- 日出処の天子 第1巻 完全版 (MFコミックス)/山岸 凉子

- 草迷宮・草空間/内田 善美

そして・・・遂に手に入れてしまった奇跡。
孫の代まで宝物です。