- 2011年、こんなにも音楽との距離に難しさを感じてしまった年もなかったのじゃないかな?と言うのが多くの音楽ファンの声だろう。
震災は当然ながら、その後音楽業界を覆ったムード、チャリティやフェスの在り方、巻き起こった再結成・復活の波・・・
怒涛のK-POP攻勢に、もっとも印象に残った楽曲が某子役二人が歌ったドラマ主題歌ってのも。
音楽配信だけに止まらずライヴの動画配信もいよいよ当然な環境になって来た。 - そんな時代を迎えた2011年の直前の2010年、異常に充実した(旧時代的)音楽ライフだったのは示唆的だったなー
- さて、そうは言ってもやっぱ音楽の魅力からは全く逃れる事もない一年でもあったのも事実。
新譜のCDには(経済的にも精神的にも)殆ど手が出せない状態だったのは悲しい限りではあったものの、何だかんだとレアな中古CDを中心に100枚程は買ったんじゃないかな?密度は濃かったと思う。
ライヴも月1ペースで行ってた2010年とは比べ物にならないけれど、それぞれに忘れ難き体験であった。 - 一昨年に引き続き参戦出来たワーハピ。
http://www.world-happiness.com/
3回目を迎え風呂敷が拡がり切った2010年とは一転、どっか原点回帰感のあった2011年。
毎年何故だか小雨混じり程好い気候に恵まれていたフェスではあった筈なのに!今回は死すら頭を過ぎる猛暑で・・・更に直後にはゲリラ豪雨まであり・・・
まぁ、内容は超充実してましたがね。
うーんと、ベストアクトはやっぱSalyu x Salyuだったな。セカンド・ステージで時間も短かったものの、その限られた条件を好転に手繰り寄せた手腕。大器だな~
あとコトリンゴもあの容姿からは想像出来ない破壊的パフォーマンスで、改めて心囚われたな~
話題の神聖かまってちゃん。は、ちと予定調和だったかな?
そしてYMOは言わずもがな。皆が心の奥底で実は期待してた彼らが戻って来た! - で、そのワーハピでの最高のステージを魅せてくれたSalyu x Salyuの驚愕の傑作『s(o)u(d)beams』!!!
s(o)un(d)beams/salyu × salyu
2011年はもう一年これだけありゃ良かったかも?ってぐらい。いや、ここ5年余りでも飛び抜けてる。ここまで嵌るアルバムはConeliusの『Sensuous』以来かも(笑)?
色々語りたいけど、言葉じゃきっと語れない(そりゃ当然だ)。
秋にはフル・サイズでのライヴも観れたし(クラムボンやオオルタイチさんも観れた!)。
リリース直後のDOMUUNEでのあのライヴ、あまりの素晴らしさに泣いたな~。あれソフト化してくれないかな?
そうそう、アルバム以後の更なる進化を感じさせた新曲「話したいあなたと」も忘れられないね。 - Digitalian is eating breakfast 2/小室哲哉

すっかり忘れてたけど『Digitalian is eating breakfast 2』のリリースもありました。何と22年振りの続編!
いや、この作品が悪かった訳で忘れてた訳で無く、その後のTKの激動の日々に薄れてしまった感あるんだよな~
Salyu x SalyuのDOMUUNEも凄かったけれど、TKのDOMUUNEは歴史的事件だったよ。あれで崩れた壁はデカい。
TK Live@DOMMUNE,ageHa(仮)(CD付) [DVD]/小室哲哉
そして遂にソフト化!
そのTKと、個人的には表裏一体な存在に感じているのが佐藤薫氏である。
この二人を両端に置いて80年代の邦楽を紐解いていくと全く新しい邦楽史の地図が拡がるだろう。
2010年末辺りから噂に上っていたEP-4復活が現実の物となり、ここ20年以上メディアに一切登場していなかった氏が当たり前の様に眼前に現れた衝撃は忘れられない。動く彼が久々に登場したのがDOMUUNEだったのも2011年を象徴してるね。
初夏には長田の映画資料館で生で遭遇出来ちゃったし(!)。
しかし、只の復活に終わらずの怒涛の(EP-4周辺作品の)再発・復刻攻勢には財布との格闘気味で参ったぞ。 - 遂に正式にCD化した“タコ”。80年代邦楽最大の暗部。20年近く追い求めやっとこさ聴けた。
EP-4に教授、ミチロウから町蔵まで当時のアンダーグラウンドなシーンの空気をグチャっと詰め込んだ1st。今なら伝説に惑わされずに純粋に音に向き合えた。
そうそう、この流れで山崎春美氏も復活しましたっけ。DOMUUNEでの佐藤薫氏の春美氏への惚れっぷりにはちょっと驚きでありましたが、タコの流れを汲んでガセネタまで再発されちゃうなんてね・・・。因みに今はタコの3rdを制作中とか。 - タコ/TAKO(タコ)

- MOODOODANCER: Do the Flop with Sadie Sads, Nub.../Nubile & Sarasvati Sadie Sads

そんでもって最新の『MOODOO DANCER』。
AUTO-MODのジュネ氏が率いたレーベル“Wecheselbalg”からリリースされたSadie SadsとNubileとSarasvatiの3組の音源を詰め込んだ3枚組。
総て佐藤薫氏のプロデュースってのが今なら納得がいく程の歪なダンスミュージック。
80年代にここ日本にこんな音が存在していたって事実だけでも感動だ。
個人的に元々好きでもっともっと聴きたかった(2曲しか持ってなかった)Sadie Sadsの音源がほぼ網羅されているのが嬉しかったのだけれど、このCDを手にするまで存在すら知らなかったSarasvatiの孤高の美しさに萌えた!
因みにSadie Sadsが活動再開だとか!(ってか、今年“時の葬列”復活だって!) - こうなってくると、いよいよここに復活してもらいたいのだが・・・
TURBULENCE/SYOKO
2011年、奇跡的にもほぼ新品の状態で定価以下で手に入れれたSYOKOさんのソロ2作目。これまた20年近く(美品で)探してた。EP-4のBANANAさんプロデュース(一曲だけJOJO広重さんプロデュース)のひんやりしたとして硬質なオルタナ・アーバン・ロックの逸品でありました。
今年早々には未CD化だった1枚目のソロが再発されますし、 - SOIL 未来の記憶/SYOKO

いよいよ、G-SCHMITTも!?
こんな感じで相変らず中々語られない80~90年代の邦楽を漁っていた日々の中心は矢張りDowserとPBCでありました。
今、こんなにDowserやPBCを語ってる人間がいるのだろうか??? - Dowserの2nd『Telecoma』。
- TELECOMA/DOWSER

バンドスタイルだった1作目(映画『ピノキオ√964』のサントラ)とは一転、知的且つ高密度で暴力的な電子サウンドの洪水に圧倒される今作こそ彼らの最高傑作との呼び声も高い。これまた奇跡的に新品を安価で手に入れました。
シュトックハウゼンの再来なんて評価も納得なんですが、某所でのザッパの『ジャズ・フロム・ヘル』を引き合いに出したレヴューは白眉だな~
この音はあなたの耳へのリトマス試験紙でもあり踏み絵でもある。
結局発売されなかった映画『エンゼル・ダスト』の音楽(欲しい!)も一部流用されております。
そんでもってPBC関連。 - ラバーズ・ラバー(サントラ)/谷崎テトラ

踏み込めば踏み込む程に掴み所が無くなるPBC。
どっかでリサーチ報告を纏めたいとこだけれど、まだまだまだまだネタが足りない!
遂最近手に入れたのがPBCの中心人物であった谷崎テトラ氏のソロ作品『Rubber's Lover』と、PBCが参加したジョン・C・リリィ博士のCD『E.C.C.O』。
『Rubber's Lover』は同名映画のサントラも兼ねた第一期テトラ音仕事集大成盤みたいな趣。故に各所で発表されたPBC楽曲も収録されております。面白い。
そんでもってドラッグとイルカに人生を捧げたリリィ博士のCDの方はまたまた20年近く欲しかった作品で、まぁ、内容の方は想像通りでしたが(苦笑)。伝説の八幡書店のパッケージングは無駄に贅沢で素晴らしかったっす。
E.C.C.O./John Lilly
と、オルタナな80~90年代邦楽はこんな感じで楽しみつつも、一方で歓喜したのが、やっぱ『モテキ』な80~90年代邦楽な訳で・・・ - モテキ的音楽のススメ 映画盤/オムニバス

ここで選ばれた楽曲群のど真ん中具合はどんだけ時間を割いても語り尽くせない。
しかもフジファブリックや女王蜂、パフュームや在日ファンク、N'夙川BOYSまでも入れ込んじゃうんだから。
残念ながらCDには漏れてしまった楽曲やドラマ版も補完した形でのモテキ・セレクションは今も私の日々の生活を彩ってくれている。
そして、そして、そして・・・ - エチケット(ピンクジャケット)/岡村靖幸

- エチケット(パープルジャケット)/岡村靖幸

おかえりなさい!!!!!!!!!!