考えさせられた患者さんのひとこと
血圧で通院されている患者さんが、災害時の予備ために内服薬を1カ月余分に出してほしいとおっしゃいました。
血圧測定も毎日欠かさず内服も忘れないようなまじめな方です。
大きい災害があればしばらくクリニックも調剤薬局も機能しなくなることは十分想定されます。内服薬を手にすることはできなくなります。
それでは余分に医師が処方することはできるのでしょうか。
答えは、残念ながらノーです。
保険診療では非常時のための処方は許されていないためです。処方したとして保存期限は半年か1年ですからその際にまた処方する必要が生じます。当然医療費はその分多く費やされることになります。現在の逼迫した医療情勢ではその余裕はありません。
患者さんに貴重な問題提起をしていただいたわけですが、解決方法は頭に浮かんできません。