人間ドック専門クリニック「わかすぎファミリークリニック」

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人間ドックのわかすぎファミリークリニックは日曜も人間ドックや健診が受診できます。ご心配な検査を無料オプションやフルコースの人間ドックなど様々なお客様の要望にお答えします。

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メタボリックシンドロームの定義は内臓脂肪が多いことを第一条件として高血圧、脂質異常症、糖尿病のいずれか2つ以上が合併した場合を指します。

人間ドックを受けていただいて内臓脂肪は多くないのに高血圧、脂質異常症、糖尿病等の生活習慣病を発症している例を多く見かけます。
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特に中年以降の女性において腹囲やCTでの内臓脂肪が基準範囲内でも発症する傾向があります。

その場合に筋肉量の減少が背景にある方が多いのです。

中年以降に筋肉量は自然に減っていきます。単純に運動量が減るためですが、この傾向は男性より女性に顕著です。


http://www.twr.jp/results/conclusion/conclusion01/


「サルコペニアの症例」

この2例がサルコペニアの状態です。





見方としては黒い部分が脂肪、灰色の部分が筋肉です。
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腹直筋、腹斜筋、腸腰筋、背筋ともに衰えて薄くなって脂肪が筋層内に内り込んでいます。

男性で運動をしっかりされている方です。
脂肪はわずかで筋肉が充満しています。






女性で定期的に適度な運動をしている方です。
筋肉は多くはありませんが脂肪の含有量は少なく良質な筋肉です。
女性特有の皮下脂肪はありますが、皮下脂肪の多さはメタボリック・シンドロームにはあまり関与しません。



中年以降の女性の運動量はどんどん減少して筋肉は消失してゆきます。

ウォーキング、水泳、エアロビクス等女性に合った運動をすることでサルコペニアは予防できます。

閉経後は生活習慣病の発症が急激に増加します。

アンチエージング(坑老化)という言葉通り老化との戦いは運動からですね。