今回は南部美人のウラ限定酒のご紹介

ふつう南部美人と聞くと、
現代の名工にも選ばれた前任山口杜氏の頃から続く、
麹の風味を大切に活かした
イチゴのような華やかで甘い吟醸香漂うお酒を連想します。
現在は蔵元の久慈浩介さん(専務)が中心となって
南部美人が造られている訳ですが、
今回ご紹介するのは浩介さんの弟、久慈雄三さん(営業部長)が
こっそり(?)タンク一本のみ手がけるお酒です。
なので俗称「弟スペシャル」と呼ばれております(笑)
そして飲むと…コレほんとに南部美人?
と疑っちゃうほどにタフな味わいなんです。

南部美人(岩手)美山錦純米(火入) 【限定品】 1800ml 2310円
南部美人(岩手)美山錦純米生原酒 【限定品】 1800ml 2520円
日本酒度はなんと+18!酸度も2.3!という超辛口!
ただし単に辛いだけでなく、完全発酵させた
コクと旨みを感じさせます。
生原酒の方はプラス美山錦の特徴のひとつとも言える、
瓜を思わせる爽やかな香りがほんのりと漂います。
お燗にしてみると、トロミが増して
熟成をイメージさせる風味もあり。
また燗冷ましでもへたれず、美味しく飲めました。
放置してビン熟成させても充分楽しみな味わいです。
うーむ、男らしい

つまり吟醸香は出さずに、食中酒をイメージして造られた
味わいのある超辛口純米という事ですね。
お値段も手頃です

火入は例年秋ぐらいまでございます。(なくなり次第終了)
但し生原酒は入荷18本のみですので、お求めはお早めにどうぞ!