先日、宮城の人気銘柄「日高見」の試飲会に行ってきました。
普通の試飲会というのは、商品化された(もしくはその予定である)お酒が並んでいるものです。
ところがこの蔵はちょっと変っていまして…
造ったお酒をタンク別に汲み出した一升瓶が、ずらら~と一列に並べてある。
その数はざっと30本ほど…
店頭に並ぶ商品は、それらの同じ規格のタンクをブレンドして「本醸造」とか「純米」とかの形で出荷されていく訳です。
つまり、タンクごとのお酒の出来具合をチェックするという、杜氏をはじめ蔵人達の行為を自分達も行う、いささかマニアックな試飲会です。
酒造りは「微生物の発酵

ただ、この蔵は造りがブレない実力派でして。。。
ワタクシこう見えても一応「酒匠」の資格を取得しておるんですが…

毎晩トレーニング(笑)も欠かさず行っておるんですが…

飲み比べても・・・違いが・・・判りづらい!
特に最初のほうに利いた純米の飲み比べは違いがほとんどなく難儀しました

そんな中、自分はひらめきました

この飲み比べをみんなも出来たら面白いかも

そこで飲み比べた4本のタンクの違う純米吟醸の中で、違いが面白かった2本を特別に指定して出荷してもらいました。

※外見も肩張りのタンク番号が違うだけ(笑)
日高見(宮城)純米吟醸 仕込27号タンク指定 1800ml ¥3150
日高見(宮城)純米吟醸 仕込30号タンク指定 1800ml ¥3150
最初にお伝えしておきますけど、基本的にはそんなに変らないですよ!
スペックも兵庫産山田錦の精米50%、宮城酵母とまったく同じ。
そして共に日高見らしい穏やかな旨みと飲み口を持ち合わせています。
でも!その中に…
・ほんのりとクリーミーさがあり、柔らかな甘みを伴った丸い余韻を持っているのが27号。
そして
・柑橘系~ぶどうのニュアンスを感じるフレッシュな酸を伴い、爽やかな余韻があるのが30号。
という点に注目して選んでみました。
どうでしょう?
2本買って蔵人気分で比べてみるのも面白いし、お好みの方を1本買って楽しむも良し。
どちらも数量限定ですのでお求めはお早めにどうぞ
